スペースシャトル・アトランティス号は、木曜日の朝(現地時間)に打ち上げられ、低層雲を突き抜けて宇宙ステーション・アルファに向かって上昇し11日間のミッションを開始しました。
天候が心配されていましたが、打ち上げは定刻に実施されました。 アトランティス号の4人の男性乗組員と1人の女性乗組員は、これから宇宙ステーションを時速17,500 mphで追いかけて2日間を過ごします。 アトランティス号が8分間で軌道に到着したとき、地球上空240マイルの軌道を回るステーションはインドネシアとオーストラリアの間を通過中でした。 土曜日午前(日本時間)にアルファとドッキングした後、混合乗組員は、ステーションとシャトルのロボットアームを使って1億6400万ドルのエアロックを取り付ける練習を行います。 クエストと呼ばれるエアロックが取り付けられれば、シャトルがドッキングしていない時でもステーションの乗組員が船外活動を行えるようになります。 現在のステーションの装備でもロシアのポートをつかって船外活動を行うことはできますが、アメリカ製の宇宙服を使うことはできません。 新しいエアロックは、アメリカ製もロシア製もどちらの宇宙服でも使うことができます。 アトランティス号のカーゴ・ベイから6トン・エアロックを移動させるには、主にカナダ製の宇宙ステーションのロボットアームを使います。 アルファに3月から搭乗している女性宇宙飛行士のスーザン・ヘルムズは、複雑なアーム操縦を何か月も訓練してきました。 シャトルの宇宙飛行士ジャネット・カバンディーは、3回の船外活動の時、アトランティス号のフライトデッキからシャトル・アームを操作します。 ヘルムズがエアロックを掴んでいる間、カバンディーがシャトル・アームを使って船外活動の宇宙飛行士達を作業に必要な場所へ移動させます。 |