2月17日付け
FLORIDA TODAY Space Online's Space Today は

古いミールは新宇宙ステーションの利益となるように引退すべきです。

という見出しの記事を報じています。



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 アメリカ合衆国がチャレンジャーの事故でよろめいていた13年前の今週、ソビエト連邦は宇宙ステーション・ミールの最初のエレメントを打ち上げました。

 アメリカの宇宙計画が保留状態にあったそれから2年半は、人類の宇宙飛行に於いてはモスクワがそのトップに君臨して、ミールは正にその旗艦となりました。

 それから世界がずいぶん変化したように、ロシアの宇宙計画も変わりました。

  背景にあるもの

   アメリカ合衆国が1970年代にスペースシャトルを建造する新技術を開発する一方で、ソビエト連邦は1971年から1982年にかけて打ち上げたサリュート・シリーズの 古いけども信頼できるシステムに頼りました。

 サリュート7号が廃棄される1986年までに、それは800日以上の間、実験室の役目を果たして、また宇宙飛行士達に宇宙に滞在して作業を行う莫大な経験をさせました。

 ソビエトは、その経験を生かして後に米国や世界中の多くの国の飛行士達の訓練所になったミールを設計しました。  

 火災や貨物飛行船との重大な衝突などの事故や長い使用年数がミールを痛め、スペース・アナリスト達は、ミールを旧式で危険だと心配しています。

  古いステーションの飛行を維持する資金提供スポンザーが見つけ出されないかぎりミールは、ロシアが国際ステーションにその専門的知識やテクノロジーを集中して寄与できるように犠牲になるはずです。

 ロシア政府は、およそ2億5000万ドルのミールの年間の運用費用を支払った上に、 新しい国際的な宇宙ステーションの責務を引き受ける資金を出す余裕をはありません。そして試す事さえすべきではありません。

 2つの計画では、新しい宇宙ステーションが優先されるに値します。そしてロシアがそれへ出資する事は、科学的と政治的な両方の配当金を支払うようなものです。

 とにかく、ミールはロシアのますます不足する資源を莫大な量消費し続けます。

   最初のミールのモジュールが打ち上げられた13周年の記念日の土曜日に、3人の宇宙飛行士達は、カザフ共和国から古いステーションへ搭乗するために飛び立ちます。

 もし新しいスポンサーが発表されている4月30日の締切期限までに見つからなければその乗組員達は、ロケットを噴射させて老朽化したステーションを地球の大気へ落とします。

 ミールのほとんどは燃え尽き、残りは太平洋に落下します。

 ミールは物理的には破壊されますが、ロシア宇宙計画の歴史上やミールで従事した多くのロシアの宇宙飛行士やアメリカの宇宙飛行士の記憶の中には永遠に生き続けるでしょう。

 それは、冷戦の産物としては悪い遺産ではありません。              



http://www.flatoday.com/space/today/021799d.htm

 

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