これこそ生涯に一度の天空スカイショーへの招待だと思って下さい。
木星と金星が、珍しい「二重惑星」のダンスをする為に互いをひきつけます。そのような出来事は合衆国が独立国以前から、北アメリカでは見られた事がありません。 この2つの最も明るい惑星の夜空での宇宙でのタンゴを見逃したら、次は2016年まで見る事はできません。 「それは、本当に非常に珍しい光景です。このような素晴らしい惑星の大接近が見られるのは数十年に一度、いや100年かそれ以上に一度かもしれません。」と、Sky & Telescopeマガジンの準編集員のロジャーSinnottが言いました。 ここにそのショーへのあなたの為のチケットがあります。これから数夜、西南西の地平線のすぐ上を見て下さい、そうすれば木星と金星がだんだんと近づいていくのを見ることでしょう。空が晴れていれば、それを見ないほうが難しいくらいです。 夜空ではそれより明るいのは月だけで、この2つの惑星は黄昏に染まる空にぶら下がっています。 Sinnottは、日没後およそ30〜90分間、表へ出ている事を勧めています。日没後もよく見て下さい。2つの惑星も没する方向へ沈んでいきます。 2つの惑星のうち明るい方が金星で、木星のわずか右下で輝いています。 今日から火曜日までの毎晩、2つの惑星は少しづつ接近していきます。そしてクライマックスは火曜日にやって来ます。 その夜あなたの腕をいっぱいに前へ突き出して見ると、あなたの小指の幅で2つの惑星を同時に覆うことができます。 火曜日の夜は、スペース・コーストに沿うと、木星と金星は1インの10分の1も離れていないように見えます。 北アメリカではほとんどの場合、1718年からこれまでの間これほど近づいた木星と金星の接近は見る機会がありませんでした。それはアメリカがグレートブリテンからの独立を宣言する半世紀以上前からにあたります。 1975年のチャンスの時は、大陸の大部分が曇りましたと、Sinnottは述べました。 おそらく木星と金星が最高に接近したのは紀元前2年で、その時2つの惑星は溶け合うように重なり、一つの明るい灯台のように輝いて見えたでしょう。何人かの天文学者はその出来事を「ベツレヘムの星」と結びつけて考えているとSinnottは語っています。 火曜日以後は2つの惑星の隙間は徐々に広くなり、木星は金星の右下の方へと毎晩離れながら進んでいきます。 次にこの2つの惑星の接近をみる機会は、2016年8月27日です 。 http://www.flatoday.com/space/today/022199c.htm |