2月28日付け
FLORIDA TODAY Space Online's Space Today は

カッシーニのフライバイに抗議する小団体が集まる。

という見出しの記事を報じています。



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   NASAのプルトニュームを動力源とするカッシーニ探査機に反対する人達が、土曜日にケープカナヴェラル空軍基地のゲートの外に集まり、宇宙で原子力を使う事への抗議行動に勢いづきました。    

 看板を持ったおよそ20人の抗議者達は、1997年にカッシーニを打ち上げた空軍基地で警備員が監視するなかおよそ半時間抗議の意志を示しました。

 「我々は、彼らが他にもこのような打ち上げを計画している事を知っている。」と、宇宙での武器と原子力の使用に反対してGainesvilleに本部を置き抗議活動を指揮するグローバル・ネットワークのコーディネーターのブルース・ガニョンは語りました。

 「遅かれ早かれ事故は起こり得ます。」

 抗議者達は、癌を引き起こすプルトニウムの大気への漏れを心配しています。

 彼らは、カッシーニこそが他の原子力衛星打ち上げへの先駆者だったと言っています。

 「Brevard郡の住民として、私は自分の家族が打ち上げ失敗がゼロという根拠にいると知っています 。我々は、包括的立場に立って、このような事は止めなければならないと言わなくてはなりません。」とMarie Telesca-Whippleは語りました。

 抗議者達は、8月のカッシーニの地球接近飛行も心配しています。

 NASAエンジニア達は、8月の衛星の地球接近マニューバーは危険なものではないと言っています。彼らは、衛星がコースをはずれ地球の大気に衝突する確立は、100万分の1以下だと言っています。

 たとえそうしなったとしても、プルトニウムは再突入や地上または海洋と衝突する 衝撃に耐えることができる超ハードコンテナーに包まれていると言っています。

 「それが40億分の1のチャンスだとしても多すぎる。」と、33年間NASAにいて最近退局したミムズのJim Reamは語りました。

 抗議者達は、カッシーニの地球接近飛行が近づくにつれて、さらに抗議行動を実行すると言っています。例えば6月12日には莫大な数の抗議者を引き連れたいと言っています。

 「ここは我々が何度も来た場所ですが、いま変わってきた事は、世界中の人々がこの事を言い始めたということです。」とガニョンが言いました。

 1997年10月に打ち上げられたカッシーニは2004年7月に土星へ到着する為に遠回りのコースを飛行しています。

 電力を生み出すために、カッシーニは自然崩壊で電気を生み出す72ポンドのプルトニウムを積んでいます。

 衛星が土星に到着する前に、カッシーニはいくつかの惑星の近くを飛行しなければなりません、そしてその重力を利用して速度を増すのです。

 カッシーニは、昨年金星のそばを通過しました。2度目の金星接近は6月に設定されています。

 そして8月18日に地球でのフライバイが続きます。

 木星へ接近する最終フライバイは2000年12月に設定されています。    

http://www.flatoday.com/space/today/022899f.htm

 

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