恐れられているY2K(コンピュータ2000年問題)がやってこなくても、他にもすでに恐ろしい事が近づいています。
それは太陽嵐です。 太陽の極大期と呼ばれる2年間続く太陽の嵐が、今年か来年に始まりそうです。 この電磁気の嵐は11年ぐらいの周期で起こります。そして軌道上の衛星や地上の電力系や精密技術にトラブルを引き起こす可能性があります。 前回のの太陽の極大期では、1989年3月にカナダで電源変圧器を吹き飛ばし、何百万もの人々を寒い気候のもとで電力なしの状態に陥れました。 11年の間に何百もの衛星が軌道にあがり、電話回線の中継やイラクの偵察などいろんなことを行っています。やがてくる電磁気の嵐がこれらの装置を破壊したときの影響は計り知れないものがあります。 「太陽の極大期、大変な騒ぎを起こす可能性があります。昨年の春にポケベル衛星が故障したときの大騒ぎを考えてごらんなさい。1個の衛星でも、何百万もの人々に影響を及ぼすのです。」と、ワシントン市のアメリカ海軍調査研究室の太陽物理学者のドン・ミヘルスが言いました。 多分、衛星は太陽放射のスパイクには抵抗すできるように設計してあるでしょうが、実際には太陽嵐がどんな種類の害を引き起こすか解りません。 これから2002年ぐらいまではベッドにもぐっていた方がよさそうです。 http://www.flatoday.com/space/today/030899b.htm |