4月13日付け
FLORIDA TODAY Space Online's Space Today は

ChandraX線観測装置は空軍の失敗の為に更なる延期に直面。

という見出しの記事を報じています。



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  この夏打ち上げ予定のNASAの15億ドルの望遠鏡のは遅れるかもしれません 。それが先週明らかに失敗した米国国防総省偵察衛星と同じロケットモーターを使うからです。

7月9日に設定されたシャトル・コロンビア号で打ち上げられるChandra X線観測装置は、科学者達が宇宙がどのように働くかという情報を集めるのを手伝うでしょう。

 しかしこの観測装置は、最高で地球上空86,000のマイルの軌道へそれを押し上げるのに、ボーイング社によって製造された慣性上段ロケット・ロケットエンジンを使っています。

 これと同じ型のモーターは、金曜日に空軍タイタン4型ロケット・ミッションで2億5000万ドル偵察衛星を役に立たない軌道へ投入して明らかに失敗しました。

 NASA当局は、打ち上げの延期があり得る事を認めてはいませんが、月曜日にこの事故が解明されるまではChandraを打ち上げないと言っています。

  調査は進行中ですが、数ヶ月かかるでしょう。

「我々は、このミッションの1つの面でも懸念を抱くならば、Chandraを打ち上げたくはありません。打ち上げ前には万全の体制ができることを望むみます。」とワシントンD.C.のNASA本局でスポークスマンのDon Savageは、語りました。

そのために軍は、NASAに調査委員会の代表者を指名するように依頼しています。

遅れは、 1998年8月打ち上げ予定が技術的な問題でほぼ1年送れているこのミッションへの更なる打撃となります。

この望遠鏡は、高い軌道からブラックホールや超新星爆発や他の天体源からのX線放射調べることになっています。

それはNASAのハッブル・スペーステレスコープと同じクラスにおかれる「グランド天文台」のうちの1つです。

 ところで、空軍の地上管制官達は、月曜日このわがままな衛星とのコンタクトを続けていました。

 彼らは、衛星に搭載されている推進体を使って軌道を修正して衛星を救えるかもしれないと言っています。

 ケープカナヴェラルから打ち上げられたこの防衛支援プログラム衛星は、ミサイル打ち上げや核爆発の監視が目的でした。

 軍事評論家は、 軍はイラクや北朝鮮のような国を監視する為に軌道上に十分な数の監視衛星艦隊を持っているので、今回の失敗が国家の安全を脅す事はないだろうと言っています。

 「今回の失敗が、良くない事であるのは明らかだが、世界の終わりではない。」と、この防衛支援衛星プログラムを詳細にわたって書いている ヴァージニア州フェアファクスの軍事評論家ドウェーンA.Dayは、言っています。

 空軍当局は、月曜日に彼らの調査状況やミサイル-警戒衛星を救出できる見込みなどの新しい情報は何も提出できませんでした。

 ボーイング当局は、金曜日のフライトに関して何もコメントしていませんが、フロリダでChandra用の慣性上段ロケットの準備を進めていると言っています。

 現在までで、このロケットモーターは20回のミッションに使われ、18回の成功を収め2回は失敗しています。

 金曜日の失敗のほかにも、このモーターは、1983年にNASA通信衛星を希望する軌道に投入しませんでした。

 もう1つ加えると、慣性上段ロケットは、1986年にシャトル・チャレンジャー事故の時にも消失しました。それはこのモーターを使うことになっていたNASAの通信衛星を運んでいました。


http://www.flatoday.com/space/today/041399b.htm

 

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