天文学者は、ハッブル・スペーステレスコープを使って時間をほとんど宇宙の黎明時である130億年まで遡った宇宙をのぞき込み、これまでで見つけられた最も古く最も遠い物体である銀河を発見しました。
地球から130億光年離れた宇宙の端近くに存在するこの銀河は、従来の望遠鏡では見えないかすかな紫外線によって探知されました。 発見者のうちの1人の妹の名を取って「シャロン」と呼ばれるこの銀河は、逆説的に言うと我々にとっては若い物体なのです。 それは、天文学者がより深い宇宙を見れば見るほど、彼らはそれだけ多くの時間を遡って見ているからなのです。 光が宇宙を進み地球に到着するには非常に長い時間がかかるので、宇宙の淵を調べいる天文学者は、何十億年も前の物体を見ているのです。 ざっと見積もると、我々は宇宙を創ったと思われている巨大な爆発のビッグバン後10億年に存在した銀河を見ています Stony Brookにあるニューヨーク州立大学の研究者によるこの発見は、今日発行のジャーナル・ネイチャーで報告されました。 それは、天文学者が発見した今までで最も古くて遠い物体だと思われてきたものの3倍の値を記録しました。 他の天文学者達は、この発見は銀河が形成されて進化した時を決定したり、生命を可能にする化学元素の起源についてのより多くを学ぶ事に役立つと言っています。 「最遠の銀河を発見することは、地球上で最も古い化石を発見することに似ています。」とカリフォルニア州パサデナのカーネギー施設天文台のパトリック・マッカーシーは述べました。 銀河は、天の河銀河のような円盤型の渦状銀河ともっと巨大な楕円銀河の2つの基本型として見えます。 しかし、SUNYの研究者達は、それがハッブルがクリアーに見るためにさえもあまりにも遠過ぎるので、それがどんなタイプなのかはっきりと言えないと言っています。 「それは、見るには実際面白くはありません。細部は見ることができまん。」と、ネイチャー・スタディの共著者ケニスLanzettaが述べました。 実際この新銀河は非常に淡いので、 それについて更に知るためにはもっと高性能の観測装置が開発されるまで待たなければならないかもしれないと言う天文学者もいます。 アリゾナ州トゥーソンのキット・ピーク国立天文台のリチャード・グリーンは「この発見は、我々が把握できる限界であると。」述べました。 http://www.flatoday.com/space/today/041599a.htm |