1999年1月からおかしな動きを始めて以来、エンジニアが故障するのではないかと心配いていたハッブル宇宙望遠鏡のジャイロスコープが、火曜日に機能を停止しました。
この強力な望遠鏡は、3つの良好なジャイロスコープがあって初めて正常に動作を続けます。 火曜日9a.m. EDTころにこの第3ジャイロスコープが故障しました。 望遠鏡のオペレーターは、このジャイロスコープのモーターの電流が急にゼロに落ちたときにその故障を発見しました。 第3ジャイロスコープは、現在動作不能です。 第1と第2と第5の3つのジャイロスコープだけが、正常に機能しています。 第3ジャイロスコープは、おかしな動きを始めてからはポインティングガイドには使われていませんでした。 ガイドではこのジャイロは有効にされていなかったので、とりあえず科学プログラムに影響はありません。 ハッブルは、科学観測で目的物に正確にポイントするために、6つのジャイロのうち3つが正常に動作していなくてはなりません。 第3ジャイロスコープの故障は、予備がなくなったことを意味します。 これ以上1つでもジャイロスコープが故障すると、この宇宙天文台は、地上管制官に全ての制御を与えるセーフモードに入り、宇宙観測での使用を妨げます。 |