空軍当局は、アッパーステージのロケットノズルが誤動作して先日の米国国防総省の6億8200万ドルの衛星デリバリー・ミッションを失敗させたのではないかと調査しています。
航空宇宙産業の業界誌「エイビエイション・ウィーク&スペース・テクノロジー」の今週号は、調査官たちは衛星のアッパーステージの伸縮可能なロケットノズルが正確に開かなかったのではないかと考えていると書いています。 それが、この衛星を役に立たない誤った軌道へ投入させてしまったのかもしれません。 この雑誌によると、当局はこのトラブルがメカによるものか、コンピューのプログラムによるものか確信していません。 4月9日ケープカナヴェラル空軍基地から打ち上げられてたこの衛星は、 タイタン4型ロケットで無事宇宙へ運ばれました。 しかしその後このミッションは、衛星に取り付けられたボーイング製の慣性上段ユニットが、それを地球上空20,000のマイルの適切な軌道へ投入しなかったので失敗に終わりました。 空軍当局は火曜日にこの調査についてコメントしませんでしたが、ミッションの回復努力が進行中だと、コロラドのSchriever空軍基地の第50航空隊のスポークスウーマンのパッツィBomhoffが述べました。 しかしエイビエイション・ウィークは、この衛星のミサイル打ち上げと核爆発を探知する仕事は回復できずに、この飛行を全損失にしていると書いています。 一方NASA当局は、これと同じ種類の上部ユニットのを使う150億ドルのChandra X線天文台を7月9日に打ち上げる計画をしていると火曜日に述べました。 宇宙局は、空軍の事故調査のフォローを続け、 Chandraの上部ユニットが正しく働くことを確かめる為に更にチェックを行なっています。 この天文台はシャトル・コロンビア号で宇宙に運ばれて、地球低軌道へ放出され、それからボーイング製のエンジンが、最終のポイントの高度186,000マイルに押し上げます。 そこからその天文台は、科学者が星や銀河の形成の謎を調べるのを手伝います。 |