ロッキード・マーティン社のエンジニア達が、空軍のタイタン/セントール・ロケットへ不正なコンピューター・ソフトウェアをロードした為に、アメリカの納税者に12億ドルを費やさせた打ち上げ失敗を誘発しました。
更に重大なことは、このソフトウェアの誤りが、幾重もの検査処理をすり抜けたということです。そして、3つのミッション失敗を続けさせたこの計画自体の品質管理に関する疑問が持ち上がっています。 以上が、高く評価されている航空宇宙産業の業界誌「エイビエイション・ウィークと宇宙技術」の月曜日号で報告された要旨です。 昨年8月からのタイタン4型の3度のミッション失敗が空軍とロッキード・マーティン社による広範囲にわたる調査を進めさてきました。 最新の失敗は4月30日に、タイタン4型ロケットが、軍の8億ドル通信衛星を役に立たない軌道に投入したときに起こりました。 飛行データは、不正なソフトウェアが、セントールの上部ユニット・ロケットをケープカナヴェラル空軍基地から打ち上げられて9分打後に、コースから外れさせた事を示しているとこの業界紙は書いています。 このソフトウェアは、更に2回の「異常噴射」を引き起こしてこの衛星を早過ぎるタイミングで軌道投入し、遠地点3,100のマイルの楕円軌道に投入したとこの業界紙は書いています。 この衛星は、 地球上空高度22,300のマイルの軌道に投入されるはず でした。 このソフトウェアは、コロラド州のLittletonにあるロッキード・マーティン・アストロノーティクスで検査されました。 そこの作業要員達は他にも、差し迫った900人の解雇やすぐ近くのコロンビーナ・ハイスクールで起きた12人の学生と教員の殺人事件に心を痛めています。 |