NASAの作業員達は、シャトル・ディスカバリー号の外部燃料タンクに与えられた雹の損傷の補修を終えましたが、船は多分この週末まで打ち上げ台へ戻らないでしょう。
その理由は、悪天候の為にNASAが、(次のシャトルコロンビア用 の)すでに接合されている1組のブースターと外部燃料タンクをディスカバリー号の打ち上げ台の保護建造物の中へ移動させるかもしれないからです。 もしその移動が予想通り今日行なわれるならば、ディスカバリー号の 打ち上げ台への復帰は遅れて、5月27日の打ち上げ目標は更に延期される可能性があります。 「現在の状況の下では、 5月27日の日程は難しくなりそうです。」と ケネディ宇宙センターのスポークスマン、ジョエル・ウェルズが述べました。 国際宇宙ステーションへ向かう10日間のミッションは、当初20日木曜日に予定されていました。 NASAのマネージャーは、今日新しい打ち上げ日時に関して更に詳しく知ることになるでしょう。 打ち上げ台に置かれている間に今月始めのひょうの嵐で損傷を受けた宇宙船は、そのタンクの断熱材料に空いた穴を修理するために日曜日に屋内に移されました。 ウェルズは、作業員達はタンクの発泡被覆材の中で合計648個の穴を見つけたと言っています。 それらのうち459個は、飛行前に修理が必要です。 残りの189個の穴は非常に小いので問題ありません。 シャトル(ディスカバリー号)がKSCのロケット組立ビルディングへ引き返した為に、NASAは、近づく次のシャトル・コロンビア号の飛行の為にすでに接合されていた一組のブースターとタンクを屋外へ出さなくてはなりませんでした。 このタンクとブースターを稲妻や雹から守るために、それらを(ディスカバリー号の)ロケット発射施設の内部へ移動しなければならないかもしれないのです。 |