金曜日FBIは、国の最大の法人を襲って数万台のコンピューターに感染したファイル破壊ウィルスを作った犯人を追っています。
金曜日ケネディ宇宙センターは自局の電子メール・システムを閉鎖しました。 木曜日NASAの主要契約会社であるボーイング社は、自社のいくつかのコンピューター上でそのバグを発見しました。 金曜日までに、それはNASAのいくつかのコンピューターに広がっています。 ケネディ宇宙センターでは、12台から24台のコンピューターがその影響を受けました。 ケネディ宇宙センターの電子メール・システムは、金曜日おそくまで稼動していたと思われると当局は言っています。 ボーイング社は、16万台のコンピューターに接続している電子メール・システムを遮断しました。 ソフトウェアの会社は、ウィルス-抹消プログラムを彼らのウェブサイトに置きました。そのプログラムは、親しい人からの電子メールに装って浸入するという最近のメリッサ・ウィルスとほとんど同様な手口を使う「Worm.Explore.Zipウィルス」を攻撃すします。 メリッサ・ウィルスは何十万台ものコンピューターに感染しましたが、金曜日の新しいウィルスはすぐには広がらない兆候があります。 しかしそのウィルスは、コンパック・コンピューター社、モトローラ社、AT&T、ボーイング社、GE社などコンピューター技術をリードする大手会社のシステムを襲いました。 FBIは、その調査手段やどれくらいのコンピューターが感染したのかなどのはっきりした推定値は明らかにしていません。 「このプログラムは、ファイルを削除しますので、それをバックアップしていなかった人は永久にそのファイルを失うことになります。」と、ピッツバーグのカーネギー・メロン大学のコンピューター危機対応チームのメンバーであるマークZajicekが述べました。 最初イスラエルで今週早くに見つかった「Worm.Explore.Zip」は友人や知人からの手紙に変装していました。 「やあ、(受取人氏名)さん! 私はあなたからの電子メールを受けとりましたので、至急お返事を差し上げます。添付しておりますzipped 書類をご覧下さい。」 この手紙は、受取人が添付ファイルを開かない限りは無害です。 しかし、このプログラムが誘起されると、文書やスプレッドシートやグラフィック・プレゼンテーションなどマイクロソフトのプログラムで作られた重要なファイルを一掃してしまいます。 しかも、そのコンピューターの電子メール・ソフトにまで感染して、自分自身をコピーし全ての受信メールに返信してしまいます。 それは、特にzip電子メールを定期的にやりとり作業している会社にとって脅威です。 「一旦このウィルスが組織内で起動すれば、それはシステムに組み込まれます。」と、カナダのソフトウェア会社FastLane・テクノロジー社の社長ジャンKaminskiが述べました。 「あなたは、実際そのマシンからいくつかのファイルを移しておく他は手立てがありません。」 しかし、メリッサやチェルノブイリ・ウィルスが今春早くに逮捕されていたおかげで、「Worm.Explore.Zip」という言葉が広がり始めると、コンピューター・システムのマネージャーはよりすばやく反応できました。 「我々は、直接のレポートを受け取っていますが、それは思ったほどの速度で増加はしていません。それで我々は勇気づけられています。」と、Zajicekが述べました。 しかしZajicekは、添付書類を持ついかなる電子メールにも注意が必要だと警告しています。 「それが既にどれくらいの範囲に広がっているのかを述べるのは時期尚早ですし、、またこれから数日か数週間でどれくらい広がるのかを述べるのは困難です。」と彼は述べました。 FBIは、そのウェブサイトで注意報を発行しました。 「ここ数日間はユーザーは、電子メールを読むときは注意を働かせる必要があり、不審な手紙はシステム管理者に連絡してください。」と、 FBIの全国下部組織であるプロテクション・センターのディレクター、マイケルA. Vatisが述べました。 「ウィルスを送信することは犯罪行為であり、FBIは調査しています。」 「Worm.Explore.Zip」は、メリッサ・ウィルスが電子メールの洪水でシステムを沈めた3月遅くからインターネットを通じて広がり始めた3番目の大きなバグです。 チェルノブイリという名前の有害ウィルスが4月遅くに襲いましたが、ほとんどは海外で害を及ぼしました。 この新しいバグは、マイクロソフトのOSであるWindows 95、Windows 98及びWindows NTを使っているコンピューターのみを襲うことが分かっています。 マッキントッシュやUnixのようなライバルOSは、攻撃を受けないようです。 |