補給船がすぐに送り出されない限り、ミール宇宙ステーションは空にされて管制を失い地球に墜落する可能性があると、宇宙庁が月曜日に述べました。
ロシア宇宙庁は、ミールの現在の乗組員が8月に地球に帰還すると、ステーションを無人で残す予定です。 しかし、出発前にこのクルー達は、プログレス貨物船で届けられた装置を使って無人飛行を安全にするオービターの準備をすることになっています。 食料と一緒にこの装置を運ぶプログレスは、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から7月20日までに打ち上げられなければなりませんと、ロシア宇宙庁のチーフ、ユリKoptevが述べました。 その日を過ぎると、ミールの軌道がずれて貨物船が容易にたどり着けなくなるのですと、彼は言っています。 しかし、カザフスタンは、先週ロシアの軍事衛星を運んでいたプロトン・ブースターロケットが離陸後に爆発してから全てのロシアの飛行を禁止しました。 もし13年になるミールが無人飛行の準備ができないならば、140トンのステーションは地上からの管制不能に陥り、地球の予期しない場所と時刻に墜落する可能性があるとKoptevは述べました。 「我々は、カザフの仲間にこの打ち上げの重要性を理解させようと努力しています。それができなければ、我々に影響する非常に困難な状況に陥る可能性があります。」と、Koptevは記者会見で述べました。 「宇宙ステーションの小片が頭上に落ちてくる確率は、あなたがロシア人であろうとカザフ人であろうと他の国籍であろうと全て同じなのです。」 もしプログレスの打ち上げが7月20日の打ち上げチャンスを逃せば、まだ低い可能性でミールに接近できますが、しかしより長い飛行を行う為の追加燃料を積み込む為に重要な装置を降ろさなければなりません。 もしくは、ミールに到着しやすくなるまでもう一ヵ月待つこともできます。しかし、その時には三人のクルーは、食料が尽きて避難しているでしょうと、Koptevが述べました。 3人のクルーは、現在ミールにドッキングしている脱出ロケットに乗って地上へ帰還することができます。 |