38年間とそれから必死の2日間の捜索が経過して、水中サルベージ・チームは今日にもガス・グリッサムのカプセルを海底から引き上げようと希望しています。
リバティー・ベル7が水の上で見られるのは、1961年7月21日にグリッサムが弾道軌道飛行を行った後に海底に沈んだ日から初めての事になります。 サルベージの乗組員は、このカプセルを5月1日に発見しましたが、ケーブルが切れて、このカプセルを引き上げる為の無人潜水艦を使用不能にしてしまいました。 乗組員達は、陸へ戻り新しい潜水艦を手に入れ、ケープカナヴェラルから302マイル離れた宇宙船の海底墓場へ戻ってきました。 彼らは金曜日にこのポイントへ到着しましたが、このカプセルの位置を突き止める事はできませんでした。 2日間の捜索の後、彼らは日曜日の朝ついにそれを見つけました。 「見つけた!見つけたぞ!」探検隊のリーダー・カート・ニューポートが叫びました。彼は1985年からこのカプセルの所在を調べてきました。 乗組員のメンバーは、600ヤード計算違いをしていたのです。 彼らが計算をやり直すと、10分以内にそれを見つけました。 日曜日と月曜日、クルーは、カプセルの写真を撮って引き上げる為の三段階の手順を踏みます。 その中には、無人潜水艦オーシャン・ディスカバリー号の3回の5時間の海底潜行も含みます。 最初の潜行では写真を撮ります。 二回目の潜行では、引き上げを容易にするための装置をカプセルに取り付けます。 最後の潜行で、海面へ引き戻すケーブルをしっかりと固定します。 「これから難しい仕事が始まる。」と、乗組員のメンバーのリチャード・デイリーが述べました。 グリッサムが宇宙を飛行した2番目のアメリカ人となった後、ハッチを吹き飛ばす爆薬が早まって爆発してこのカプセルは水深3マイルの海底に沈みました。 グリッサムは、1967年ケープカナヴェラルのアポロ1号発射台の火災で死亡しました。 http://www.discovery.com/exp/libertybell7/libertybell7.html |