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1998年と1999年のしし座流星群に注目


http://www-space.arc.nasa.gov/~leonid/1998.html

(現在下の訳文の箇所は削除されています)

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 流星群は大変印象的な物ですが、近代的な流星観測技術を使って大規模には観測されてはきませんでした。このような規模の観測計画が行われるは、今回の獅子座流星群が初めてです。この流星群は55P/テンペル・タットル彗星によって起こります。


テンペル・タットル彗星とは? 

 この彗星は、木星の強力な引力の影響を受けることなく、地球の軌道に非常に接近する珍しい軌道を持っています。この軌道は100年をかけてゆっくりと変化しており、流星群は902年からずっと見られ続けています。地球の軌道に接近した軌道を持つ他の短周期彗星は1回か2回地球に接近すると木星の引力によって乱され新しい軌道へ変わってしまいます。


1998年と1999年には何が起きるのでしょう?

 過去の獅子座流星群のデータからテンペル・タットル彗星の周囲から出る塵の地図が作られました。地球は彗星が近日点を迎える1998年2月28日の直後の1998年と1999年にこの塵の濃い部分を通過します。これから数10年間ぐらいはこれほど多くの流星群を見るこれ以上の機会はないでしょう。

 1998年も1999年も両年とも流星群が現れる良い公算です。流星の出現数はどちらの年も最高となるかもしれません。1998年の月明かりの条件はほぼ新月なので、淡い流星や流星痕の現象を研究するのには最適です。一方1999年は月齢10なので月のナトリウム大気が流星体の粒子に及ぼす影響を検出できるでしょう。それで、両年とも航空機からの観測計画等が提案されています。




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