NASA NEＷＳ
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アンコールワット近くでＮＡＳＡが新たな古代寺院跡を発見
ＮＡＳＡアメリカ航空宇宙局のジェット推進研究所は１２日、航空機に搭載した
レーダーによる観測で、カンボジアのアンコールワット遺跡の周辺に古代の寺院など
の跡があるのを発見したと発表しました。
専門家によると、アンコールの歴史が大きな書き換えを迫られるかもしれないとい
うことです。
ＮＡＳＡによりますと、アンコールの寺院群は八世紀から十三世紀にかけて造られ
ました。運河やため池など、大規模な水利施設があり、最盛時には百万人が住む大都
市だったと考えられています。しかし、その文明の跡は森林に覆われ、現在は地上か
らはうかがいしれません。
ジェット推進研究所は、森林を透かして三次元の画像が得られる「合成開口レー
ダー」を載せた航空機を飛ばして発見しました。
ロンドン大学の考古学者、エリザベス・ムーア博士らが現地を調査し、アンコール
の北西部に円形の塚や、寺院の跡とみられるものが四カ所から六カ所あるのが、わ
かったということです。
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