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NASAはエルニーニョ現象を示す広範囲の3Dアニメーションを公開した 
 1997年を通じて気象パターンを乱しているエルニーニョ現象の動きを表現する
新しい3Dビデオが公開された。NASAの Goddard Space Flight Center で準備
された衛星画像によって、1982年から1983年までの気象データと1997年
のエルニーニョ現象によるデータを端から端まで比較して見ることができる。これら
の年間の海抜、海面温度、風向のパターンの変化は「史上最大のエルニーニョ現象の
一つ」と題して公開された。
 「エルニーニョ現象はすでにピークに達していると思われるが、すぐには落ち着か
ず、1998年を通しても気温に影響を与えるだろう。」とNASAの調査員は語っ
ている。エルニーニョ現象は、2年から7年の毎年、通常はオーストラリア付近に位
置している暖かい海水が東の方へ移動したときに、貿易風が弱まる太平洋上での気象
状況のことをいう。
 コンピューターが作り出した画像は、海水温度が通常よりも10度ほど高くなって
いる部分が、赤道に沿って東の方へ侵入している様子を示している。この暖まった海
水の入れ替わりが世界中の異常気象を引き起こしている。世界中の海洋で、最も暖か
くなっている海水が入れ替わって地域は5000から8000マイルに及んでいる。
 「エルニーニョ」は、普通、暖かくなった海水がクリスマスの頃に到着するので、
スペイン語で「赤ん坊のキリスト」という意味の言葉から付けられた。

NASAエルニーニョ現象3Dアニメーション
QuickTime movie 1.1M 28sec

NASAエルニーニョ現象 1982年と1997年の比較
QuickTime movie 1.1M 28sec

NASAエルニーニョ現象 海洋上の海水温度と風速
QuickTime movie 1.2M 28sec


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