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  H2の打ち上げ失敗はエンジン破損で電気系統がショートか

 先月21日に種子島宇宙センターから打ち上げられたH2ロケット5号機の打ち上
げの失敗は、途中で燃焼が停止した第二段のエンジンの破損が原因だったらしいこと
が、宇宙開発事業団の調査で分かりました。  

 高温の燃焼ガスがエンジンから噴き出した結果、電気系統の被覆が溶けてショート
し、エンジン停止の誤った信号が流れたというシナリオが浮上しています。  

 H2改良型で商業化を目指しているH2Aロケットでも、第二段のエンジンの改良
型エンジンを使う予定です。エンジンの破損が原因だったとすれば、H2の今後の打
ち上げ予定やH2Aの開発計画が大幅に遅れることになり、影響が大きいということ
です。  

 第二段のエンジンが破損して、燃焼ガスが漏れたらしいことは、ロケットが地上
送ってきていた様々なデータを詳しく解析して分かりました。

 
 

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