SPACE NEＷＳ
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打ち上げ失敗のＨ２、エンジン破損説を報告・宇宙開発事業団
先月２１日に種子島（たねがしま）宇宙センターから打ち上げられたＨ２ロケット
５号機の打ち上げの失敗について宇宙開発事業団は途中で燃焼が止まった第２段のエ
ンジンに５平方センチ程度の穴が開いたのが原因らしいと宇宙開発委員会の技術評価
部会に報告しました。
部会では事業団が示した想定破損個所については疑問も出ましたがエンジンが破損
したとの見方にほとんど異議はでませんでした。事業団は、想定破損個所のＸ線写真
など記録を詳細に調べて破損個所の特定と破損原因の究明を進めます。
事業団の推定によりますとまずエンジン燃焼室に穴が開いておよそ１７００度の燃
焼ガスが横向きに噴き出しました。そのガスの熱で周辺の電気系統のカバーが溶けて
ショートし最後に配線が焼け切れてエンジン停止の弁が誤って作動したらしいという
ことです。
スペースシャトルの船長に初の女性
ＮＡＳＡ・アメリカ航空宇宙局のスペースシャトルに初の女性船長が誕生します。
アイリーン・コリンズ空軍中佐 ４１歳で、今年１２月に打ち上げるコロンビアに乗
り組みます。九五年に女性として初のシャトルのパイロットを務め、昨年にもパイ
ロットとして、ロシアの宇宙科学ステーション・ミールとのドッキングをこなし今度
が三回目の飛行になります。
五日、ホワイトハウスでクリントン大統領夫人のヒラリーさんが発表しました。夫
人は「１４歳のとき、宇宙飛行士になりたくてＮＡＳＡに手紙を書いたが、女性はだ
めという返事をもらった」とエピソードを披露しました。
子供のころから空を飛ぶのにあこがれていたというコリンズさんは一人の子どもを
持つ母で空軍では数学や操縦の教官をしています。コリンズさんは「すべての子供た
ちに、夢はかなうのだということを見せたい」と話しています。
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