「NORAD サンタ追跡プロジェクト」NORADはサンタの追跡結果を1時間毎にRealVideoで公開しています。 NORAD サンタ追跡プロジェクト・ウェブサイトの紹介 1995年に北米航空宇宙司令部(NORAD)にかかった間違い電話。それは小さな子供からの電話でした。「サンタさんは何処にいるのですか?」という子供の問い合わせに電話を受けたハリー・シャウプ大佐は、子供の夢を壊さないように部下に命令してレーダー網を使ってマジになってサンタを探しました。 それが伝統になり毎年クリアマスイブになると北米航空宇宙指令部は世界中の子供達の為にサンタクロースの追跡を行っています。 アメリカ宇宙司令部の防衛援護プログラム(DSP)の衛星システムが、北極点から飛び立つサンタクロースと思われる未確認物体をキャッチするとカナダの軍用ジェット機CF-18ホーネット2機が確認に飛び立ちます。 最新鋭のレーダーが先頭のトナカイ(ルドルフ)の赤い鼻から放射される熱を感知しながら追跡します。 アメリカ東部時間で12月24日の午前0時(日本時間では24日午後2時)から世界各国にサンタの位置ががこのウェブサイトで生中継されます。またサンタが接近していている国の子供達にはNORDから事前に「早く寝るように!」と警告が発せられます。日本の子供達にも昨年NORADから警告が発せられました。 昨年のNORADから日本に発せられた警告(wav) それによると昨年サンタは日本には25日0時15分頃に到着したようです。 今年は生中継は日本時間で24日午後2時から始まる予定だそうですが事前に見ても楽しめます。特にサンタを信じなくなったお子さんと一緒に見るといいでしょうね。このサイトを見ればサンタの存在を信じてしまいます。 また今年は早々と日本語版も登場してショックウェイブを使った素晴らしいサイトに仕上がっています。 ただ、去年のページにあった素晴らしい記事が一部削除されていますので去年の記事を以下に補足しておきます。 去年このサイトに掲載されていた記事から サンタクロースは本当にいるの? NORADの観測所の過去43年間の報告によれば、世界中の人々の心に、サンタクロースが生きていることがわかりました。 サンタクロースは、多くの名で呼ばれていますが、最初の記録によると、セントニコラスとなっています。歴史家によれば、、4世紀頃、現在のトルコ中東部に住んでいたキリスト教の神父セントニコラスが、サンタクロースの始まりだといわれています。 セントニコラスは、不幸な人々へプレゼントをするなどの親切な行いにより、世界中にその名が知れわたりました。彼は、よくプレゼントとして金をエントツから入れました。また、時には、だんろの側にほしてあるくつしたの中へいれました。 現在、私たちが知るサンタのイメージは、そして、その愛は、セントニコラスからきているのでしょう。確かに、サンタのプレゼントの送り方は、セントニコラスのそれと、非常によく似ています。彼らは、同一人物なのでしょうか?サンタクロースだけが、その真実を明かすことができます。 ライト兄弟がはじめて飛行機を飛ばすよりずっと以前に、サンタは世界中の家をより速く訪問する方法を見つけ出す必要があると感じていました。もしかするとサンタは、空をとべるトナカイが北極の近くに住んでいると聞いて、ふつうだったら信じがたいそんな動物を、探しに出かけたりもしたかもしれません。 もちろん、このトナカイについては、今もってミステリーです。しかし、私たちは、世界中にプレゼントを配る仕事を手伝ってもらうため、そのトナカイをつかまえる方法をサンタが見つけ出したことを知っています。それ以外は今も、すてきなミステリーのベールに包まれたままなのです。 次にあげる手紙は、サンタクロースの実在を知りたいと願う子どもの、もっとも有名な例です。 1897年、ニューヨーク サン記者への手紙 記者さんへ 私は、8才です。私の友達に「サンタクロースなんていない」という子がいます。パパに聞いたら、「もしサン新聞にサンタクロースは本当にいると書いてあれば、そのとおりだと思うよ。」といいました。だから、どうか本当のことを教えてください。サンタクロースは、本当にいるんですか? バージニア・オハロン バージニアへ 君の友達は、まちがっていますよ。その子たちはきっと、何でもうたがう、うたがい病にかかっているんだと思います。自分に見えるものだけしか信じない、自分に分からないことは、何でもうそだと思うんです。 あのね、バージニア、心というものは、大人でも子どもでも、あまりかわりません。みんな小さいものなんです。 人の知恵は、この限りない宇宙の中では、1匹の虫のようです。アリのような小さな存在なのです。その広く深い世界を知るには、世の中のすべてのことを理解し、知ることのできるような、深い知恵が必要なんです。そうです、バージニア、サンタクロースは、本当にいます。 この世に満ち溢れる愛や優しさや、信じる心があるように、毎日を美しく、楽しくしてくれるように、サンタは本当にいるのです。あなたもそれを知ってるでしょう。 もし、サンタクロースがいなかったら、この世はなんてさびしく、つまらないでしょう。もしあなたのような子どもがいなかったら、さびしくてしょうがないくらいさびしいでしょうね。 もしサンタクロースがいなかったら、がんばる力をつくってくれる、子どもらしい信じる心や、詩もロマンスもなくなってしまいます。 ただ目で見たり、手でさわって感じたりするだけで、よろこびがなくなってしまいます。子供時代に、きらきら光るひかりが消えて、まっくらになってしまいます。 サンタクロースを信じないですって!サンタクロースなんていない、と言うのは、妖精を信じないのと同じです。 クリスマスにパパにお願いして、誰かやとってもらい、町中のエントツをみはってもらったらどうでしょう。 サンタクロースがつかまるかもしれませんよ!でも、もしエントツからおりてくるサンタクロースが見えなかったとしても、それが何の証拠になるでしょう。サンタクロースを見た人はいません。 でもそれは、サンタクロースがいないという証明ではありません。この世の中で、一番確かなことは、子どもにも大人にも、見えないものなのです。 あなたは、芝生の上でダンスをしている妖精を見たことがありますか?もちろん、ないでしょう!でもそれは、妖精がいない、という証拠ではないのです。この世の中にある見えないもの、見ることができないものが、全部作り事や想像したものだとは限らないのです。 赤ちゃんのガラガラを壊して、どうやって音が出るのか調べることはできます。でも、世界の目にみえないものをおおっているベールは、どんな力持ちでも、今までにいた一番の力持ちでも、やぶることができないのです。 ただ、信じる心や、詩、愛、そして、ロマンスだけが、カーテンを開き、その向こうにあるたとえようもなく美しいものや、よろこびを見せてくれるのです。 その美しいものやよろこびは、全部本当のものでしょうか?バージニア、これほど確かな、これほどわからないものは、この世の中には他にないのです。 サンタクロースがいないですって! とんでもない。ありがたいことに、サンタクロースは、ちゃんといるんです。けっして死なないんですよ。 千年たっても、百万年たっても、子供たちの心をよろこばせつづけてくれるんです。 NORADはどうやってサンタクロースを追跡するのか? 北米に向けてミサイルが発射されるような可能性があるときに、警告を出すのがNORADの仕事の一つです。 同様の目的で、米国宇宙局は、防衛援護プログラム(DSP)として知られている衛星システムを保持しています。この衛星は地球の上空3万5680kmのある位置に固定して浮かんでいて、自転に合わせて地球といっしょにまわっています。 DSP衛星は、熱を観測することができます。ロケットやミサイルは、発射するときに衛星システムが感知できるぐらいの大変な熱を発します。 ロケットの発射を観測するシステムは、地上にも設置されていて、NORADはそういったシステムを世界中に持っています。NORADはこの空と地上の二つのシステムを使って、北米がロケットやミサイルの危険にさらされていないかを監視しています。 ほとんどのロケットは宇宙に向かって発射されるものか、テストミサイルです。もしNORADが、北米に向けてミサイルが発射されるのを発見したら、アメリカの大統領やカナダの首相がその対策を考えられるように報告するのがNORADの仕事です。 昔からNORADは、サンタが北米に現れたときは、広範囲にわたるレーダーシステムを使っています。 たいていサンタクロースは飛行ルートの計画をカナダ航空輸送局にも、アメリカ航空局にも提出しないので、NORADは、この“未確認”クリスマス物体をレーダースクリーンで確認しなければならないのです。つまり、この物体が本当にサンタクロースとトナカイたち(ダッシャー、ダンサー、プランサー、ビクセン、コメット、キューピッド、ドナー、プリッツェン、そしてルドルフ)なのかどうかをカナダのジェット機2台を使って確認しないといけないのです。 吹雪の中をにこにこしながらソリに乗った赤い服の愉快なおじさんに、この日に出会えるということにパイロットたちはいまだにおどろかされます。 とにかく、サンタクロースがどこにいるのか知りたがっている世界中の子供たちから電話を受けて、NORADはDSP衛星システムか地上のシステムでサンタが見つけられないかどうか、試してみることにしました。 私たちの科学者たちは、ルドルフの鼻から発している光の熱量を計算しようとしましたが、まだ成功していません。とにかく、ルドルフの鼻のおかげで私たちはサンタクロースが見られるのです。もしルドルフが休暇を取ってしまったら、私たちは大変困ります。 サンタクロースは、まず北極点からニュージーランドとオーストラリア、そしてゆっくりと西向きに世界中をまわっていきますが、熱を感知する衛星を使って、私たちはサンタを追っていけるわけです。 サンタが北アメリカまできたら、私たちのレーダーのスクリーンで見ることもできます。そして、NORADのジェット機も実際に目で確かめます。 去年は、カナダのジェット機に搭載した特別製のデジタルカメラでサンタとトナカイのデジタル映像を生中継しました。私たちは、天気が許せば今年も同じようにやってみたいと思っています。 サンタのソリについて サンタのソリは多能力、全天候向け、多目的、短距離離着陸の乗り物です。長距離を補給なしで移動することが可能です。このそりは、クリスマスイブのときだけですが、サンタの良心的な使命をサポートするために、世界中のどこにでも行けるのです。 このサンタのソリは、全世界位置表示装置を含めた最新式の航空装置を搭載しています。もっとも顕著な装備の1つは、多大なプレゼントの山を、針でさすくらいの正確さで配達する能力です。 1998年の追跡結果から NORAD の追跡によると1998年はサンタは日本には25日0時15分頃に訪れたようです。 |