国際宇宙ステーションの空気清浄システムは、正常に作動しているとNASAのフライトディレクターは金曜日に述べていました。
しかし、乗組員の宇宙での最初の6週間で起こった予期せぬ装置の故障は、あと1つ故障したら退船を余儀なくされる状況に飛行士達を追い込んでいます。 その結果、アメリカとロシアのマネージャーは、計画を練り直して、ステーションのエアコンディショナーと再生二酸化炭素除去システムの交換部品を来月シャトル・アトランティス号に乗せて打ち上げか、あるいは2月半ばにプログレス補給船で打ち上げる予定です。 一方、もしステーションのロシア製Vozdukh二酸化炭素清浄装置が壊れて修理不能になれば、3人の乗組員はステーションの空気源を清浄するのに水酸化リチウムのキャニスターを使わざるをえなくなります。しかも、ステーションに水酸化リチウムは14日分だけしかありません。 つまり、もしVozdukhが故障して修理不能になれば、3人の乗組員はステーションを棄てソユーズ脱出カプセルで地球に緊急帰還しなければならないのです。 実際には、誰もこういうシナリオになると予想はしておらず、現在Vozdukhは正常に作動しているとイトディレクターのジェフ・ハンリーは、金曜日に記者団に伝えています。 しかし、装置の1つが故障したとき乗組員が脱出しなければならない可能性があることは認めています。 キャビンの空気から炭酸ガスを化学触媒で吸収する為の最初のVozdukhのマイクロコンプレッサーのファン・アッセンブリーは、起動直後に壊れました。 予備のファン・アッセンブリーに取り替えられましたが、今度は電気コネクターの不良で3つ目の最後の予備アッセンブリーが取り付けられました。 装置は正常に作動していますが、搭載されている予備はもうありません。 ハンリーは、電気コネクターが不良のファンは、もし指示があれば乗組員によって修理できる可能性があるが、NASAはそのつもりはないようだと言っています。 |