ミレニアムと2000年の違い簡単な説明 2000年は、2000年1月1日に始まります。一方で第3ミレニアムは2001年1月1日に始まり、グレゴリオ暦を使っている多くの人達が考えているように2000年1月1日に始まるわけではありません。 少し詳しい説明 第3ミレニアムつまり21世紀が2001年1月1日に始まる理由は、西暦0年つまり紀元前0年(0 B.C.)あるいは紀元後0年(0 A.D.)がないからです。 紀元後1年(1 A.D.)の1年前は、紀元前1年(1 B.C.)と定義されています。即ち、西暦0年はスキップされているのです。(下記参照) したがって、西暦1年1月1日が1世紀と第1ミレニアムの初日と定義されています。 1ミレニアムは1000年ですから、第1ミレニアムの最後の年は西暦1000年です。 次の第2ミレニアムは、西暦1000年の翌年ですから1+1000 = 1001年となります。 そして、第3ミレニアムはその1000年後ですから1001+1000 = 2001年となります。 同じ理由が世紀についても言えます。 詳しくは下の表を見て下さい。 我々はどちらの年を祝うべきなのでしょうか? 両方の年を祝って何も問題はありません。しかし、おそらく多くの人たちは2000年の方が意味が大きいと思っているでしょう。 2000年になる時はその特別な数字を、そして2001年になる時は、西暦1年から2000年が経過した新世紀と新ミレニアムを私達は祝えばよいのです。 なぜ、西暦0年はなかったのでしょうか? 私達が年を数えるために使う現在のシステムは、6世紀にディオニュシウス・エクシグウスと呼ばれる学者によって発明され、その後ヨーロッパ周辺で確立しました。ところが彼は、0を持たないローマ数字を使っていたのです。 ですから、紀元後1年の1年前は西暦0年にならないで紀元前1年となるのです。 例外−他の暦 グレゴリオ暦以外の多くの暦があります。例えばイディッシュ人、イスラム教徒、仏教徒はユリアヌス/グレゴリオ暦とは違った時間(時代)から年を数え始めました。したがって第3ミレにアムを同時に祝うことはないのです。 世紀の期間
ミレニアムの期間
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