今日午前に少なくとも一時的に途絶したミールとの通信は、来年早々予定されているロシアのミール廃棄の能力に対する懸念を膨らませています。
通信は復旧したと伝えられていますが、ミールの通信システムの状態はまだ分かっていません。 ミールは、来年早々に大気圏に落とされる予定ですが、再突入の再にはロシアはステーションをコントロールしなければなりません。 現在の予定では、無人プログレス燃料給油船を1月10日ごろに打ち上げ2日後にドッキングさせることになっています。 プログレス無人宇宙船は、ミールを2月26日から28日の間に太平洋上に落とすようにコントロールする為にミールの軌道を少し上昇させるのにも使われます。 しかし、それはロシアのフライト管制室がミールと通信できると仮定してのこのです。 NASAの図式によると、もし通信が永久に失われ、かつ何も処置しなければ、ミールは来年1月末には大気圏に再突入して破壊されます。 大気圏で燃え残ったミールの破片は、ステーションの航跡に沿って地上に降り注ぎます。 ミールの軌道は赤道に対して51.6度で、世界の人々が住んでいる地域の70パーセントの上空を飛行しています。 2人のロシアの宇宙飛行士(Salizhan SharipovとPavel Vinogradov)は、非常時にはミールへ緊急飛行してステーションを修理もしくは手動制御を引き継ぐために訓練を受けています。 しかし、実際の緊急時に彼らがどれくらい迅速に打ち上げられるのか、 またこのような断続的通信の状況でミッションが可能かどうかは明らかでありません。 ロシアの飛行管制チームは、今日午前は、国際宇宙ステーションから無人プログレス船をドッキング解除させる作業の監督で多忙でした。 その為、非常に深刻な問題に発展するかもしれないミールの故障に関する詳細な情報は、まだ伝えられていません。 ミール宇宙ステーション関連記事 |