このNASAのハッブル宇宙望遠鏡が撮った可視光写真は、およそ1億年前お互いにぶつかった2つの銀河間で物資を流す「パイプライン」を示しています。 NGC1410(左側の銀河)から始まるパイプライン(糸状の黒っぽい物資)は、20,000の光年を横切りNGC1409(右側の銀河)を贈り物のリボンのように取り巻いています。 天文学者達は多くの衝突する銀河の写真を撮ってきましたが、この写真は衝突した銀河が相手の銀河にどのように物資を放り出すのかを最も鮮明に表している1枚です。 これらの研究結果は、サンディエゴ(CA)で行われたアメリカ天文学協会第197回会合で今日発表されました。 天文学者達は、パイプラインは両方の銀河につながる糸状の物資であることを確かめるために宇宙望遠鏡で撮った分光写真を用いました。 科学者達はこれらのコンパクトな銀河間の激しい衝突でパイプラインを作っているとは思っていましたが、なぜNGC1409が相手の銀河から重力的に物資を吸い上げているのか確かめていませんでした。またNGC1410から始まるパイプラインが何処にあるのかも知りませんでした。 さらに天文学者を困らせるていたのは、NGC1409が物質の定常流をむさぼり食っていると外観的に思えなかったことです。 銀河に物資を流れ込ませることは、星を形成する爆発があるはずです。しかし、天文学者達はそれを知りませんでした。 彼らは、重力崩壊を起こして星を形成するにはNGC1409へ流れ込むガスが高温過ぎると考えました。 天文学者達はまた、パイプライン自体が星形成に貢献しているかもしれないと考えました。 500光年幅の薄い物資の流れ3であるパイプラインは、1年に太陽の質量のの2%しか送っていません。 写真はここで入手できまます。 |