最後の無人貨物船が、15年間のロシアのミール宇宙ステーションの軌道ミッションの終止符に一歩を近づく為に出発しました。
プログレスM1-5貨物船は、ミールの軌道離脱操縦用燃料を積んで24日午後1時28分(日本時間)にバイコヌール宇宙基地のサイト1から打ち上げられました。 午後1時37分31秒、3段型ソユーズ・ロケットは、目的の193.9 x 242.2Kmの軌道に宇宙船を投入しました。 プログレスM1-5は、燃料を節約する弾道経路をたどってミールを追跡するのに少なくとも3日を費やします。 貨物船は、その軌道をステーションの軌道と合わせるのに主推進機を使わずに姿勢制御用の小型推進機を使います。 プログレスM1-5は少なくとも5回のエンジン燃焼を実施して、ミールと 最終ランデブーを開始できように接近するために軌道を260x299kmにします。ミールは、296x313kmの軌道に乗っています。 これらの操縦が完了すると地上管制官達は、プログレスとミールの相互位置関係を最終評価してドッキング前に追加操縦が必要かどうか決定します。 プログレスは、1月27日午後2時31分(日本時間)にミールのクバント・モジュールの船尾ドッキング・ポートに到着する予定です。 古いプログレスM43貨物船が、新しい船に場所をゆずる為に水曜日にミールからドッキング解除することになっています。 予防措置として、新しいプログレスが問題なくミールとドッキングするまで、古いプログレスM43は軌道離脱しません。 プログレスM43には食料と圧縮空気が積んであります。もしミールを安全に軌道離脱させる為に緊急乗組員の遠征が必要になった場合、彼らがそれらを使う可能性があります。 |