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2月28日付け

最近出された火星の生命の証拠に懐疑的な科学者達。

という記事を報じています。
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かつて火星に生命が存在した可能性があるとした最近の研究は、その説に異論を唱えてきた幾人かの科学者達を打ち負かすことはできませんでした。

火星の生命をめぐる論争に終止符を打つような発表が米国科学アカデミー(PNAS)の2つの機関紙に火曜日に掲載されました。

これらの機関紙は、生きている有機体によってのみ形成できる磁鉄鉱の結晶が、火星の隕石84001内で発見されたと伝えていました。

NASAのジョンソン宇宙センター(JSC)のキャシィ・トーマスを中心とした科学者達の1つのチームは、地球では特別な種のバクテリアだけによって形づくられる磁鉄鉱結晶と同じ形の結晶を隕石内で発見しました。

NASAのエームズ・リサーチセンターのImre Friedmannを中心としたもう一つのチームは、有機体でしか形成できない磁鉄鉱結晶の鎖を見つけました。

しかし、火星の隕石84001の磁鉄鉱結晶や他の特徴を火星の原始生命と結びつけるこれまでの研究を見る評論家は、今回の発表では説き伏せられませんでした。

「私は、今回の発見を歓迎しますし、とても興味を持っていますが、全てが証明できたとは思っていません。」とクリーブランドのケース・ウェスタン・リザーブ大学のラルフ・ハービーは言っています。

「私は、今回の機関紙の発表は火星の隕石84001の問題に新しい光を投じるものならいいと思っていたのですが。実際は、彼らが行った全ての事は、磁鉄鉱のいくつかは火星の生命存在と矛盾していないという彼らの最初の仮説を再度述べたまでです。」とジョージア科学技術学会員でMVA社のジョン・ブラッドリーは言っています。

ブラッドリーとハービーは、テネシー大学のハリーMcSweenと一緒に、1996年初頭に火星の生命の証拠が隕石内で発見されたという最初の発表が行われた後数ヶ月間火星の隕石84001内の磁鉄鉱結晶を研究しました。

彼らは、このような形の磁鉄鉱結晶は、高温で非有機的なプロセスによってでも形成されると結論しました。

ブラッドリーとハービーは、彼らが発見した磁鉄鉱結晶や結晶の鎖は非有機的な方法でも形成できるということを無理に排除することに反対しています。

「現在のどちらの発表も、これらの磁鉄鉱の形態つまり配列は自然の非有機なものであるという対立仮説を考察する何もテストも行っていません。」とハービーは言っています。

隕石で発見されたこれらの物に似た磁鉄鉱結晶を非有機的な方法で形成できるという、PNAS機関紙で発表された主張と反対の証拠もいくらかあります。

アメリカの鉱物学ジャーナル3月号で、NASAのJSCや他の学会の科学者のグループは、隕石で発見された磁鉄鉱結晶のみでなく火星の隕石84001で見つかった炭素塩や硫化物も説明できる非有機的な方法を発見しています。

「化学的に純粋で傷のない磁鉄鉱結晶が、実験室の 470度C(880度F)の温度で鉄の中の炭素塩の分解でも形成できた紙面は指摘しています。


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上記の訳文は記事の全容を伝えるものではありません。
誤訳の可能性もありますので、詳細は必ず下記のページで御確認ください。
http://spaceflightnow.com/news/n0102/28marsskep/



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