TIME.comは、アメリカ宇宙局がアメリカの百万長者デニス・チトー氏の来週の国際宇宙ステーションへの搭乗を承諾したと伝えています。
裕福な宇宙ファンであるチトー氏60才は、宇宙旅行の為にに2000万ドルをロシアに支払ったと思われています。 NASAは、チトー氏のフライトに対して、彼が適切な訓練を受けておらず、乗組員の気を散らす恐れがあるとして、その安全性に対する懸念を表していました。 この取り扱いとして、万一の事が起こってもチトー氏と彼の家族はNASAを訴えない、また彼が何かを壊した場合は弁償することになるとTIME.comは、この交渉に近い人物の話として伝えています。 NASAのスポークスマンKirsten Larsonは、国際宇宙ステーションの参加国はこの問題の解決策と全体合意の為に議論したとロイターに伝えています。 参加国は、アメリカ、ロシア、ヨーロッパ、カナダ、日本です。 「全ての参加国が共同姿勢を表明するまでは、私は何もコメントできません。この問題の全体合意に向かって作業が続けられているとしか言えません。同時に、NASAはオペレーションチームにソユーズがドッキングしてその乗組員が滞在中のタイムラインを調査して安全の為に必要であれば調整するように求めています。」とLarsonは言っています。 金曜日より以前、ロシア宇宙庁は宇宙ステーションにチトー氏を送る彼らの権利を強く主張していました。 「変更は何もされていませんしこれからも変更はありません。デニス・チトー氏は、予定通りに他のメンバーと4月28日に飛行します。」とロシアの宇宙庁のスポークスマンは言っています。 チトー氏は、当初ロシアのミール宇宙ステーションへ旅行する予定でしたが、資金難でロシア政府はミールの廃棄を余儀なくされました。 チトー氏が支払った2000万ドルを失いたくないので、ロシア宇宙庁は彼に国際宇宙ステーションへの10日間のスポット旅行を提案しました。 |