ステーションの宇宙飛行士スーザン・ヘルムは、新しいカナダーム2スペース・クレーンを宝石研磨職人の精度で操作してシャトル・アトランティス号のカーゴ・ベイから6.5トンのエアロックを持ち上げて国際宇宙ステーションの側面に取り付けました。
クエストと呼ばれる長さ18.5フィートのエアロックの取り付け完了で宇宙ステーション組立は第2段階を完了し、ステーションの搭乗員達はシャトルが存在しないときでも、アメリカとロシアの宇宙服を使ってメンテナンス船外活動を行えるようになりました。 「我々は、エアロックをステーションに取り付けて、実質的に国際宇宙ステーション組立の第2段階を完了したことをとても嬉しく思います。」と ステーションの宇宙飛行士ジェームズ・ボスが述べました。 「スーザンは、エアロックを取り付ける為に空飛ぶクレーンの素晴らしい操作を見せてくれました。」 クエスト・エアロック・モジュールの追加で、国際宇宙ステーションは、現在130のトンになりました。これはざっとスペースシャトルと同じ大きさです。 今日我々履歴を作りました。国際宇宙ステーションは、自身のアームを使っているアトランティス号のペイロードベイから貨物を取り出してステーションに取り付けたのです。」とフライトディレクターのポール・ヒルが述べました。 EVA(船外活動)はおよそ1時間遅れて開始されましたが、作業がはかどり、予定よりも10分早く終わりました。 アトランティス号の打ち上げは、当初6月半ばの予定でしたが、ヘルムとボスとステーションの船長ユリ・ウサチェフがインストールされたカナダーム2の試験で諸問題にぶつかり、その飛行は延期れていました。 |