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8月03日付けSpace Flight Now は

NASAはシャトルのブースターの問題を調査。

という記事を報じています。
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NASA当局は、ディスカバリー号のSRB油圧制御装置の1つを取り替えるかどうかの決定を再び延ばしました。次の会議は日曜日の午後(現地時間)に開かれる予定です。

今のところ、宇宙飛行士達のヒューストンからKSCまでの移動も含めて打ち上げ準備は予定通りに進められています。 ディスカバリー号は、ミッションSTS-105の為に打ち上げ台39Aにいます。 スペースシャトルのエンジニア達が、固体ロケットブースターの油圧制御装置内で亀裂が生じているのを発見した為に、NASAはディスカバリー号の打ち上げを延期せざるを得ないまもしれません。

ディスカバリー号は、金曜日午前6時38分(日本時間)に3人の第3次遠征隊を第2次遠征隊と交代させるために国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられる予定です。

しかし、最近のシャトルの打ち上げ後検査で、インジェクターと呼ばれるロケットブースターの油圧ユニット内で亀裂と浸食が見つかった為に、このミッションは危険視されています。

各々のブースターには、打ち上げ時にノズルをジンバルさせてシャトルを初期操縦する為の2つの独立した油圧制御装置があります。 油圧装置の故障は、破滅的な結果につながる恐れがあります。

ディスカバリー号の左側の固体燃料ロケット・ブースターに、問題のインジェクターと同じロットで製造された油圧制御装置をつけています。 シャトル全艦隊のインジェクターのおよそ20パーセントは、これと同じロットで製造されたものです。

シャトル計画の主任のロン・ディッチモアーはこの状況を検討する為に会議を開きました。 エンジニア達は、ディスカバリー号の問題の油圧制御装置の取り替えを推奨しています。

この作業は、取替えが決定した時点から8日から10日かかります。 しかし、当局はこの決定を次の土曜日の遠隔会議まで延期しました。

インジェクターは発射台の上で調べられることはできないので、ディッチモアーはディスカバリー号を打ち上げるか油圧制御装置を取り替えるか決定しなければなりません。

エンジニア達は、この「亀裂と腐食」は再使用のために大西洋に落下着水した時に起こったものだと考えています。

この亀裂は前回の打ち上げを妨げはしませんでしたが、NASAは重大な問題が起こる前にこの問題を解決しようと思っています。

もしディスカバリー号の打ち上げが延期されれば、NASAのゼネシス衛星を運ぶボーイング・デルタ2型ロケットの打ち上げが繰り上がるかもしれません。


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上記の訳文は記事の全容を伝えるものではありません。
誤訳の可能性もありますので、詳細は必ず下記のページで御確認ください。
http://spaceflightnow.com/station/stage7a1/010803hpu/



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