新しい科学報告書は、火星に原始生命が存在した動かぬ証拠を伝えています。
食物やエネルギーを見つけるためにコンパスとして地球の水溶バクテリアが使うのと同じ小さいマグネタイト結晶が、火星の隕石84001の中で発見されました。 この発見に関するレポートは、Geochimica et Cosmochimica Acta12月号に掲載されました。 NASAの天文生物学研究所によって資金提供されているジョンソン宇宙センターにあるロッキード・マーティン社のキャシィ・トーマス-Keprtaによって指導される科学者達のチームによって書かれたこのレポートは、1996年にデイビッド・マッケイと共著者で打ち立てられた火星の原始生命に関する仮説を強く裏付けています。 マグネタイト(Fe3O4)は、地球では無機的に生成されますが、マグネタイト・バクテリアによって生成されるマグネタイト結晶はそれらと異なり、化学的に純粋で欠損自由です。それらのサイズも形もはっきりしています。 マグネタイト・バクテリアは、細胞内でマグネタイト結晶を鎖状に整列させます。これらの特性が、マグネタイト結晶をバクテリアの生命活動に必須な非常に効率的なコンパスにします。 自然に或いは有機物から生じたマグネタイトをまねて実験室で作った地球上の非有機マグネタイトを見た人は誰もいません。 「進化の過程で、マグネタイト・バクテリアは他のバクテリアとは大きく異なる小さな捧磁石のようになります。実際、磁気テープやコンピュータ・ディスクドライブ生産の為により小さな磁性粒子を作ることに全産業が専念して過去50年も挑戦していますがそのような粒子を作る方法はまだ見つかっていません。よい化石は無機的になりにくいことが重要ですが、これらの物は非常によい化石と言えます。」と共著者で地球生物学者のKirschvinkは言っています。 |