ミール宇宙ステーションの軌道離脱は3月23日に延期されたと当局は言っています。
この日程変更は、コロレフに集まっているミッション管制センター(MCC)の弾道学専門家達とモスクワにあるKorolyov研究所の応用力学科学者達によるものです。 コロレフ基地のビクトル・ブラゴフ飛行管制副主任は、SPACE.comとの電話インタビューで、専門家達はプログレス貨物船のエンジンによるミールの第1回制動燃焼を3月23日午前9時30分(日本時間)とすることに了承したと言っています。 彼は、この新しい軌道離脱計画は、ミッション管制センター、Rocket Space Corporation (RSC)から公式に承認されていると言っています。 エネルギア社とモスクワに本局を置くロシア航空宇宙庁は3月20日に、ミールの破片が南太平洋に着水する時間を23日午後3時(日本時間)と発表しました。 更にこの計画では、ミッション管制センターは軌道離脱の準備としてだ1回制動燃焼を3月23日午前9時30分(日本時間)に開始します。 2回目の制動燃焼は1時間半後の午前11時に実施されます。そして3回目で最終の燃焼は午後2時(日本時間)に実施されます。 彼は、ミッション管制センターは、プログレスの第1回燃焼の24時間前に ミールの姿勢を保つ為にミールのメインコンピューターに自身のエンジンを点火させる指令を送ると言っています。 ブラゴフはまた、ミールの破片が目標を外した場合に落下する可能性のある日本などの諸国の心配を和らげる考えを持っています。 彼は、新しい計画では日本上空の通過高度を200キロメートルに上げると言っています。 日本の科学技術省は、ミール破片の落下が23日午後3時(日本時間)になる軌道離脱計画の新しいタイムテーブルを確認しています。 |