20日のコロンビア号打ち上げ中止の詳細

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打ち上げ1分前

コンピューターはメインのエンジンの準備ができているのを確認しました。

サウンド・サプレッション・システムは、作動状態です。

このシステムは打ち上げ前16秒で起動し。打ち上げ時に発生する音を抑圧します。

剰余水素燃焼装置が作動状態になりました。

それらは、打ち上げ前10秒で点火されてメイン・エンジンのノズル下に溜まる水素ガスを燃やしてしまいます。

固体ロケット・ブースターに取り付けられた加熱器がオフにされました。

まもなく外部タンクの支柱加熱器が回転して離れます。

コロンビアは内部電力に切り替わり、酸素と液体水素が船外に充てんされ放出弁が閉じられます。

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打ち上げ31秒前

オート・シーケンスがスタートしました。

現在コロンビアのコンピューターが秒読みを制御しています。

これから数秒で、固体ロケット・ブースターの油圧ユニットが始動して、オービターの胴体フラップとスピードブレーキが打ち上げ位置に動かされます。

メイン・エンジンの点火は、打ち上げ6.6秒前です。

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打ち上げ6.5秒前

中止。

秒読みは、中止されました。

安全化が進行中です。

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12:36 a.m. EDT

秒読みラスト10秒でドラマが待っていました。

シャトルの船尾コンパートメントで水素レベルの急上昇が報告されています。

コロンビアの補助電源ユニットは切られ、オービター連絡通路が乗組員ハッチの方へ戻されています。

乗組員に危険はありません。

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112:38 a.m. EDT

停止(カットオフ)は打ち上げ10秒前に剰余水素燃焼装置がメイン・エンジンのノズルの下で始動された後にコールされました。

しかし、エンジンはスタートしませんでした。

補助電源ユニットが切られオービターの加熱器が変更されています。

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12:40 a.m. EDT

エンジンがスタートする直前で秒読みがストップしたのは、1993年4月のSTS-56でもありました。

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12:43 a.m. EDT

詳しい事はまだわかりません。

我々が知っていることは、エンジニアがメインエンジンの点火直前に水素濃度が急転した事を検知したということです。

それが、秒読みを手動停止させました。

飛行士達はまだシャトル船内にいます。

次の打ち上げがいつに設定されるかは、わかっていません。

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12:49 a.m. EDT

コロンビアは外部電力に切り替えられました。

打ち上げチームは、安全化オペレーションの一部として秒読みを打ち上げ前20分に戻します。

エンジニア達は、液体酸素と液体水素の「ドレン・バック」を確実にする作業を行っています。

ドレン・バックが始まると、飛行士達はコロンビアから出てきます。

彼らが現れるのは、およそ30分後だと思われます。

NASAは、打ち上げがいつに再設定されるのかわからないと述べています。

もちろん、まずエンジニア達が、今朝起こった事とこの問題の解決方法を調べて決定します。

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12:57 a.m. EDT

NASAはトラブルシューティングと、なぜ秒読みが打ち上げ10秒以内になって、スペースシャトル・コロンビア号の船尾エンジンコンパートメント内で水素の急上昇が検知されたのかの解析を進めています。

この時点で、エンジニア達はいかなる予備データも公開していません。

また、NASAは今朝遅くに記者会見を開く予定です。

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1:04 a.m. EDT

NASAテスト・ディレクターのダグ・ライアンズは、外部タンクの液体酸素は抜かれて水素が安定して補充されていると報告しています。

この安全手順によって、宇宙飛行士達がコロンビア号から出るのを助けるオービター退去支援のクルー達を打ち上げ台へ送ることを可能にします。

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1:10 a.m. EDT

今日の秒読み中止のトラブルシューティングを行っているエンジニア達は、船尾コンパートメントでの水素の高濃度の指示は間違いだったと述べました。

この誤った測定値は、不良センサーによって測定された可能性があります。

もしこの単純なセンサートラブルが原因ならば、コロンビア号とこのチャンドラX線望遠鏡の次の打ち上げは、木曜日の朝に設定される可能性があります。

木曜日のランチウィンドウは、午前12時28分から午前1時14分EDTまでです。

木曜日が、8月中旬までのイースタン・レンジで可能な最後の試みとなります。理由は今週末に設定されているロケット打ち上げ予定と、7月末から8月初旬に予定されている空軍の作業休止期間のためです。

この期間において、ケネディ宇宙センターとケープカナヴェラル空軍基地からの全ての打ち上げに必要な追跡やデータ中継や通信が提供されます。

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1:18 a.m. EDT

ミッション・マネージャーは、今日の打ち上げ中止の解析の事前調査結果を検討する会議を召集しています。

発射台38Bに、オービター退去支援クルーが到着しました。まもなく彼らがコロンビア号から宇宙飛行士達が出るのを助けます。

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1:29 a.m. EDT

コロンビア号の宇宙飛行士達が今、シャトルから離れています。

彼らは延期の間を待つことになるケネディ宇宙センターのオペレーション・チェックアウト・ビルディングへ戻ります。

NASAはまた明日朝の打ち上げが可能かどうか調べています。

しかし、次の打ち上げまでに必要な作業が24時間で完了できるかどうかは明らかではありません。

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1:51 a.m. EDT

司令官アイリーン・コリンズが、コロンビアの乗員室を出ました。

彼女が、今朝打ち上げが取り消されてからシャトルを離れる最後の乗組員です。

ミッション・マネージャーは、今日の出来事と次の打ち上げがいつ可能であるかをを議論する為のミーティング中です。

NASAの記者会見は、今日午前2時30分EDTの予定です。

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2:45 a.m. EDT

NASA当局は、ガス検知システムからの誤ったデータが今朝の劇的な秒読み停止を引き起こしたもので、コロンビアのエンジン・コンパートメント内部の水素の危険な高まりは実際には無かったと、決定しました。

シャトルとチャンドラX線望遠鏡は現在、木曜日の午前12時28分から午前1時14分EDTまでの間の打ち上げウィンドウに設定されています。

1組の危険ガス検出計は、船尾コンパートメントでの漏れを検出するように設計されています。

今朝の秒読みの最後の瞬間で、専門家は打ち上げ16秒前で液体水素のレベルが許容限度の300ppm越えて640ppmのまで急上昇するのを見つけました。

実際には、船尾の水素レベルは、およそ114ppmでした。

秒読みの手動中止は、リアルタイム計測によると打ち上げ前8秒とされましたが、それは実際には違います。

カウントは、打ち上げ前7秒つまりシャトルの3つのイン・エンジンの点火のおよそ0.5秒前で終わっています。

この取り消しに続いてエンジニア達は、何が悪かったのかを判断する為にデータの調査を始めました。

このチームは、現在間違ったデータの原因を見つけ、次の打ち上げでこのトラブルを繰り返さない事を確実にする作業を行っています。

NASA打ち上げディレクター・ラルフ・ロウは、次の打ち上げ準備を行うのに48時間かかると言っています。

木曜日の朝に良好な気象条件になる確率は90パーセントです。

気象予報は、上空3,000フィートと25,000フィートに散乱雲、視程7マイル、南東の風で風速6ノット瞬間で8ノット、気温80度F、相対湿度86パーセントと予測しています。

唯一の心配は沿岸性のにわか雨の可能性です。

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STS-93 Flight Crew
Commander Eileen Collins
Pilot Jeff Ashby
Mission Specialist 1 Cady Coleman
Mission Specialist 2 Steve Hawley
Mission Specialist 3 Michel Tognini
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STS-93 Hardware Assignments
Shuttle Main Engines
SSME 1: 2012
SSME 2: 2031
SSME 3: 2019
Solid Rocket Boosters
Integrated set 97, RSRM flight set 69
External Tankv Tank 99
Launch Pad
Launch Complex 39B Mobile Launcher Platform-1
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