ロシアのプロトン-Kロケットは、ブースターエンジンとその新しい試験的部品内で起こった急速な連鎖反応が原因で爆発し、カザフスタン上空から有毒な燃料を降らした可能性があると、金曜日にエンジニアが述べました。
重量級プロトン・ブースターを製造したフルネチェフ宇宙センターの科学者は、国防衛星を軌道に運んでいたロケットの墜落原因を調査する為に委員が金曜日にカザフスタンに出発したと言っています。 月曜日プロトンは、バイコヌール宇宙基地から離昇した後に爆発しました。そして、その破片をカザフスタンの中央領域にばらまきました。 フルネチェフの設計副主任セルゲイ・ペトラコフスキーは、プロトンはブースターロケット第2段の4つのエンジンにトラブルが広がって爆発したと言っています。 「この事故は爆発のようです。」と、彼は記者会見でロイターに話しました。 「事故全体が1秒で起こっており、現在それを分析することは、非常に困難です。」と、彼は言っています。 彼は、委員会の序報は20日までに行われると思っていると語りました。 エンジニア達は、自分らは複数の衛星を操縦してそれぞれの軌道に投入するように設計されて新しく試験を行っていた上部ユニットBrizロケットは、爆風から保護されたと思っていると述べました。 フルネチェフの部次長Anatoly Nedaivodaは、Raduga国防通信衛星を運んでいたBrizロケットは、ロシア語でgiptilとして知られている有毒な混合物の燃料を積んだまま地上に落下したかもしれないと言っています。 「Brizのエンジンは、その段のまま地上に落ちた可能性があります。その段にはおよそ6トンのgiptilを積んでいます。」 「それが落下した場所へ自然環境的な影響を与える可能性があるのは中央タンクの構成部分だけです。」と、彼は述べました。 Giptilが湖に落下して、カザフスタンの中央Kar Karalinsk地方の供給水を汚染する事はありそうもないと、彼は述べました。 ソ連からバイコヌール打ち上げ基地を受け継ぎその業務をロシアに貸しているカザフスタンは、調査が終わるまで打ち上げを禁止しました。 Nedaivodaは、カザフスタンの反応は感情的だが、宇宙計画はすぐに進路に戻るだろうと述べました。 「合理的な解決案が見つかるでしょう。そして宇宙計画は続けられるでしょう。」 彼は、プロトンロケットで11月に予定されている600億ドルの国際宇宙ステーションの次のモジュールの打ち上げは延期されないだろうと述べました。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://dailynews.yahoo.com/headlines/sc/story.html?s=v/nm/19990710/sc/space_russia_6.html | Return to Main Page | |