ロシアの老化ミール宇宙ステーションは、水曜日の日食の時に地球に墜落するというファッション・デザイナーPaco Rabanneの予言を覆しただけでなく、宇宙から初めて(地球に映る)月の影の光景を目にしました。
16世紀の神秘論者ノストラダムスの恐怖の予言を基にして、Rabanneは日食の最中にミールが街をのみ込む1つの火の玉になってパリに墜落すると予言していました。 しかしその代わりに3人の宇宙飛行士達は、地球周回軌道から日食中に地球表面で走る月の影を目にした最初の人類になったと管制室が語りました。 この影は、時速1,500マイル(2,400kph)で、大西洋を横断して走りました。 それは、日本時間午後9時30分にインドのベンガル湾での日没で終了しました。 ロシアのNTVテレビは、宇宙飛行士達が撮ったたくさんの雲に取り囲まれた地球に巨大なしみをつけながら走る黒い影のフィルムを放映しました。 Blagovは、この影は南イギリスのプリマス港から北フランスに向かって動いている時に映画フィルムと写真に収められたと語りました。 「この影は、雲を背景にして非常に鮮明に見えた。」と、彼は付け加えました。 この影は、宇宙ステーションが見る角度に影響されるので予想された直径100kmよりもいくぶん大きかったと、Blagovは加えました。 「宇宙飛行士によって撮影されたこの歴史的な映画フィルムから天文学者達はまた役に立つ科学的情報を発見するかもしれません。」と、彼は述べました。 Blagovは、宇宙飛行士達は、2度目の日食を見る機会には太陽自身を観測するでしょうと、言っています。 ミールは現在、ロシア人のビクトルAfanaとセルゲイAfdeyev、フランス人のジーン-ピエールHaignereが乗り組んでいます。 彼らは8月28日にこの宇宙ステーションを離れる事になっており、資金難のロシア政府がステーションを宇宙に維持する資金を探す間の数ヶ月間、ミールは宇宙に無人状態で残されます。 もし新しい資金が見つからなければ、このステーションはおそらく来年早々にも地球に落とされます。 しかし、パリへ衝突させるのではなく、太平洋に安全に誘導されます。 |