西ヨーロッパの第120アリアンロケットは、2度の延期の後に仏領ギアナから打ち上げられ、韓国の通信衛星を軌道に投入したとアリアンスペース・ロケット打ち上げ会社が述べました。
2つの固体ストラップオンブースターを備えたアリアン42Pロケットは、南アメリカの北西海岸Kourouにあるヨーロッパ宇宙機構(ESA)打ち上げセンターから、現地時間7.34p.m.(午後6時34分 EDT)に打ち上げられました。 宇宙当局は、打ち上げ21分後に衛星KOREASAT3がロケットから切り離なされたと伝えました。 この衛星は、韓国通信オペレーターの韓国テレコム社の為にアジア大平洋地域のダイレクトテレビ放送や通信を提供します。 打ち上げは当初水曜日に予定されていましたが、ミッションは打ち上げ前試験で異常が見つかった為に衛星ペイロードの点検を行なう間延期されていました。 金曜日のロケット打ち上げ試みも、最終秒読みに入って同じ理由で 中止されました。 韓国テレコム社の副社長、漢HwangboはKOREASAT3の費用を明らかにする要求を拒否しました。 専門家は、この衛星の打ち上げと保険の費用をおよそ2億ドルと見積っています。 KOREASATは、打ち上げ時の重量が6,200のポンド(2,790kg)で、アメリカのロッキード・マーティン通信宇宙社によって製造されました。 それは、静止軌道で15年間働くように設計されています。 土曜日の打ち上げは、今年に入って4回目のアリアン・ミッションでアリアン4型ロケットの連続46回目の成功となります。 |