二人の宇宙飛行士がミール宇宙ステーションの新しいミッションの訓練に入っているとロシアのタス通信社が報じています。
1組のクルーがミールのコマーシャル権を所有するエネルギア・ロケット宇宙社の代表セルゲイZaletinとアレキサンダーKaleriで構成されました。 バックアップ・クルーは、Salizham SharipovとPavel Vinogradovが任命されました。 この発表は、老いた軌道上プラットホームを守ろうと努力している慈善社会事業団によって開催された記者会見でなされました。 ミール支持者は、この130トンを超える重量の軌道上設備はこれから3年ないし5年間働けるほど良好なコンディションを保っていると言っています。 お金がない 西側の宇宙専門家はこの意見に懐疑的です。仮にミールが技術的には正常でも、それを飛行させる資金は不充分なのです。 ミールの軌道上での年間維持費は12億ルーブルだと言われています。またロシア政府はエネルギア社に対して、もしこのプロジェクトを続けたかったら民間の援助を見つける必要があると言っています。 現在ミール無人です。 最後の乗組員ビクトルAfanasyevとセルゲイAvdeyevとジーン-ピエールHaignereは、8月末に初めて必要なシステム以外全てをシャットダウンさせステーションから引き上げました。 地上管制官達は、これから数ヶ月間をかけてミールの軌道をゆっくりと降下させ、再突入ポイントに持ちこむことになっています。 宇宙アナリストは、それはミールを破棄する準備の為の有人ミッションが実施される来年2月か3月だと思っています。 そのようなミッションの目的は、再突入の際の激しい熱で燃え残った破片が1つでも人が住む地域に落下しないことを確実にすることです。 |