ブラジルは先週中国と共同で打ち上げた後数日間通信が途絶えている衛星の救出をアメリカ宇宙局NASAに求めたとブラジル宇宙局が伝えています。
宇宙調査国立研究所(INPE)のディレクターMarcio Barbosaは記者団に自分らはNASAにさまよっている衛星の写真を撮り状態チェックと救済方法を見出すように求めたと伝えました。 ブラジルの科学者達は、この衛星が地上局上空の軌道を周回した時にSaci-1衛星との通信ができないと分かった日曜日から非常状態にあります。 科学者は太陽電池パネルが開かないか開いても通信信号を送信できない問題が起こっていると推測しています。 「我々はこの衛星をあきらめていません。何故なら衛星の位置は分かっているからです。」とブラジルの宇宙局の長官Luis Meira Filhoは言っています。 この460万ドルのブラジル製の衛星は、10月14日に中国の宇宙基地から両国共同で製造した他の衛星と共に打ち上げられました。他の衛星のCBERS-1衛星は予定通り動作しており、すでに南米諸国の写真を送ってきています。 ブラジルの宇宙計画は、2年前に衛星を積んだロケットがMaranhao打ち上げ基地から発射直後に爆発するなどして大きな後退に苦しんでいます。 |