テキサス州ヒューストンのブライアンCudnikは、水曜日の夜遅くに14インチの望遠鏡を使って月の暗い側を観測していました。そしてアメリカ中央時間で午後10時46分20秒頃に月の暗い側の中央縁近くで一瞬輝く閃光を見ました。
同時間に、私はメリーランド州Airy山で5インチ望遠鏡を使って月の暗い側をビデオ録画していました。 このビデオテープを再生してみると確かにその現象が午後11時46分15秒EST(11月15日午後10時46分15秒CST=18日4時46分15秒UT=18日13時46分15秒JST)と記録された位置に写っていました。 この流星はおそらくしし座流星群だったのでしょう。何故ならしし座流星群の流星体の大部分は午後9時ESTに地球にぶつかりましたが、地球に引きづられる月はこの流星体の濃い部分を2-3時間後に横切ったからです。 そのおよそ1時間前に私は8等級と9等級の恒星の5つの掩蔽消失現象を記録していました。これらの画像の解析結果が、閃光の光度や位置決定を容易にしました。 私が知る限り、月と流星の衝突をビデオに収めたのはこれが初めてです。 月と流星の衝突らしき写真は、1953年11月15日にスチュアート博士によって撮られています。 その写真はこのウェブ上にあります。 月としし座流星群に関する更に詳しい情報はここで見て下さい。 |