ミッション・マネージャーは、今度は宇宙船で見つかった損傷した電線の点検修理の為にディスカバリー号の打ち上げをもう一度遅らせました。
新しい打ち上げ日は12月9日午前1時10分東部標準時(9日午後3時10分 日本時間)、着陸は12月18日午後10時15分東部標準時の予定です。 ディスカバリー号の最新のトラブルは、技術士が姉妹船ディスカバリー号の電気配線に傷を見つけた時に持ちあがりました。 木曜日に小さな傷がディスカバリー号の電気配線内で見つかりました。 その電気配線はシャトルの2つの固体ロケット・ブースターへの点火と 投棄指令を送るものです。 外部タンクからオービターへの分離指令もこの電気配線によって実行されます。 「傷はかなり軽症ですが、そのほとんどは追加絶縁処理を施す程度に達しています。」とNASAのスポークスマのジェームズHartsfieldは述べました。 新しい作業と近づく長期の感謝祭休日を考慮して、マネージャーは打ち上げ日程を遅らせました。 マネージャーは、12月1日に進捗状況を再び再検討する予定です。 作業員達は木曜日と金曜日は休み、来週作業を再開します。 NASAは1999年内でのハッブル修理ミッションの打ち上げデッドラインを12月14日と自ら設定しています。理由はマネージャーが、Y2Kコンピューター問題が1月1日に襲うときにシャトルを軌道上に置きたくないからです。 Hartsfieldは、マネージャーは12月14日後の選択肢についてはまだ議論していないと言っています。 彼は、もしマネージャーが締め切り日を超えての飛行を決定すればミッションは短縮される可能性があると加えています。 |