最近の相互防衛協力ラウンドを解説しながら、ロシアは宇宙ステーション・ミールを中国に売るかもしれないと地方紙が報じています。
「Ilya Klebanov副首相の3日間の訪中は、土曜日にセンセーションで幕を閉じる」「ロシアは、PRC(中華人民共和国)の宇宙ステーション建設を支援」とイズベスチア紙は月曜日に報じています。 同紙は、協定など詳しくは触れていませんが、控えめな表現ながらミール宇宙ステーションの売却も含まれる可能性があると伝えています。 「中国は、ゼロから新しいステーションを建設するならば数10億ドルを費やさなければならないが、いくぶん改修されたミール宇宙ステーションが、宇宙に自国のプラットホームをつくる計画として中国に輸出されるならば、この費用は大幅に削減が可能になる。」とイズベスチアは伝えています。 資金難のロシアは、ミールを廃棄するよりもそれを賃貸しすることを申し出ていましたが、ロシアの宇宙飛行士はイズベスチアに、中国はミールに自国の国旗を掲げると主張するだろうと述べています。 13才になるミール宇宙ステーションに2回搭乗したことのあるアレキサンダーSerebrov氏は、ミールを3-4年間運用するのに中国は5億ドルの費用が必要だと述べています。 彼は、ロシアが自分らも参加国でありアメリカが率いる国際宇宙ステーション建設計画に代わる政策を見い出すでしょうと言っています。 「我々にとっては、アメリカとよりも中国と話しをまとめる方が簡単です。」とSerebrov氏は先月言っています。 スペイン通信社も、中国政府がミールを購入する可能性があると伝えています。 EFE通信社は、中国外交筋が言ったこととして、ミール購入は、宇宙大国になることを実現させる為の時間を稼ぎ手段を蓄積することができると伝えています。 |