ヒューストンとモスクワの管制室は、国際宇宙ステーションの3番目の主要コンポネントであるズベズダ・サービス・モジュールの数週間後に予定されている打ち上げ準備を開始しています。
ステーションは順調に働いていて、飛行管制官達は船上での大きな問題は何も指摘していません。 今週予定されている作業には、ズベズダ・サービス・モジュールが軌道に乗った後にランデブーとドッキングに使うKurs自動ドッキング・システムとステーションの現用システムのヘルスチェックがあります。 ズベズダは、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのプロトン・ロケットに搭載されて7月12日に打ち上げられます。 モスクワの飛行管制室は、先週実施された予備の手動のドッキング・システムの試験結果の解析を続けています。 試験では、搭載システムに問題は出ませんでした。 しかし、地上通信の問題がステーションから送られるテスト・コマンドのいくつかの受信を妨げたと思われています。 TORUシステムと呼ばれる予備の手動ランデブー・ドッキング・システムは、ズベズダとの自動ドッキングに失敗した時だけ使われます。 ランデブーとドッキングで使われるエンジン燃焼に備えて推進剤を適切なタンクへ移し始めるコマンドが来週ステーションに送られます。 合計1,650ポンド(748キログラム)の推進剤がランデブーに備えた7時間の2回の工程で、タンクに移されます。 国際宇宙ステーションは、遠地点245法定マイル近地点230法定マイル(394x 371キロメートル)の楕円軌道に乗って1週92分で地球を回っています。 |