水曜日に打ち上げられたボーイングのデルタ3型ロケットは、1000マイル以上も目的軌道を外しましたが、ボーイングは完全な成功だとしてまだ喜んでいます。
8500万ドルのブースターは、2回の失敗の後にデルタ3型ロケットの信頼性を確かめる実証打ち上げで擬似衛星を運びました。 デルタ3型ロケットのミッション・プランナーは、低地点100マイル、高地点12,637マイルの軌道達成を予定していました。 しかし実際には、97.6マイルから11,174マイルのルーピング軌道となりました。 誤差の許容量は、10,973マイル以内でした。 今日午前に、デルタ3型ロケットがまた失敗したという噂がエアロスペースと保険会社で激烈に走りました。 達成軌道は、予定以下だが許容範囲内だと当局は言っています。 ロケットの第2段が、燃料がなくなったのを検知して、推進剤枯渇停止(PDS)と呼ばれる工程により停止しました。 全ての推進剤を使いきると予定よりも高い高度になることがあります。その対策として、ロケットはあるポイントでエンジンに停止命令を出します。 PDSエンジンの停止範囲は、前の打ち上げに元づく予測値で計画されます。 「もしこれが実際の民間通信衛星であったならば、許容範囲内の軌道です。」とボーイングのスポークスマンのクリスティーン・ネルソンは言っています。 1998年と1999年に行われたデルタ3型ロケットの最初の2回の打ち上げは、両方とも失敗に終わっています。 最初の打ち上げでは、ソフトウェアーのミスでロケットの制御を失い、飛行後1分で爆破されました。2回目は、上部ユニットのエンジン故障で通信衛星を役に立たたない軌道へ投入しています。 |