NASAのマネージャは、フロリダのケネディ宇宙センターとヒューストンのジョンソン宇宙センター両方に影響を与える可能性があるハリケーン・キースの進行を見守っています。
金曜日午前10時48分(日本時間)打ち上げの宇宙ステーション組立ミッションのディスカバリー号のカウントダウンは、火曜日午後1時(日本時間)に始まる予定です。 ケープカナヴェラル空軍基地第45航空師団の気象予報官は、金曜日と土曜日に条件に見合う天候になる確率は60パーセントと予測しています。 しかし、ハリケーン・キースが全ての鍵を握っています。 NASAのマネージャーは、現在中央アメリカのベリーズに停滞しているこの低気圧が発達して後戻りし、ヒューストンのジョンソン宇宙センターなどテキサス沿岸を脅かすのではないかと心配しています。 米国海洋大気庁とNASAは、現在ジョンソンにあるシャトルと国際宇宙ステーションの2つの有人飛行管制センターをオペレートしています。 それ以外にもこれらの管制室は、モスクワの近くにあるロシアの第一ミッション管制センターと電話回線と衛星回線で結ばれています。 宇宙ステーション組立ミッションの間は、3つ全ての管制室が一緒に働きます。しかしNASAは、もしハリケーンがミッション中にジョンソン宇宙センターをダウンさせた場合に業務を渡す予備の管制センターを持ちません。 つまり、ハリケーン・キースがテキサス沿岸をおびやかす場合でも、シャトル計画のマネージャのロナルドDittemoreは、ディスカバリー号の打ち上げを延期せざるを得ないのです。 そのような決定はまだなされていないので、ディスカバリー号のカウントダウンは予定通りに開始されそうです。 しかし宇宙局は、シャトルのマネージャーは再指令を出すか、キースの経路や気象が及ぼす影響を調べるのに組み込み時間(ホールディング時間)を利用していくらかのカウントダウン作業を遅らせる方法を選ぶかもしれないと言っています。 |