NASAは使用不能になっている SOHO 衛星との通信をいまだに復旧させてはいませんが、 SOHO の科学者アート・ポーランドは、宇宙局は「衛星を失いミッション直ちにを終了する」と宣言はしそうにないと語っています。 先週木曜日、通信が途絶える直前に SOHO から送られたテレメトリー・データは衛星が何故か姿勢制御を失った事を示していました。その結果ソーラーパネルは太陽の方向を外れて、アンテナも地球との角度をなさなくなりました。 NASAはこの時点で何が起こって衛星を動かし適切な方位から外したのか解っていません。しかしNASAは SOHO はおそらくスピンに入っていると考えています。もしそうであれば、将来また適切な角度をなす位置に流されて帰ってくるはずです。 そういう考えで SOHO の科学者達は、数日間か数週間か数ヶ月か、衛星との通信を試み続けます。 もし通信が再確立すれば、衛星を制御可能状態に戻し、科学ミッションを再開させうるチャンスがあります。 SOHO の名称は Solar(太陽)と Heliospheric(太陽圏)の Observatory(観測)から由来しており、NASAとヨーロッパ宇宙機構の共同プロジェクトです。 SOHO は、地球と太陽間の地球から1マイルの距離であるL1ポジションとして知られるエリアよりも外から太陽を研究するように企画された観測計画です。 SOHO は、1995年12月に打ち上げられ当初の2年間のミッションを成功させました。科学者達は、まだ数年間は運用を続けようと期待していました。 |