NASA当局は、マーズ・ポーラー・ランダーの着陸地点を、そのエリアが危険であるかもしれないという懸念はあるものの、最初に選択した着陸地点に固執することに決めたと述べました。
このコンパクトな探査機は12月3日に火星に着陸することになっています。 火星表面の危険性を明らかにしたマーズ・グローバル・サーベイヤーからの新しい写真は、チームに第1次着陸地点に向かうのか第2次着陸地点に向かうのかの再評価を強いっていました。 「予備着陸地点には、この地帯では最も平坦な部分があります。」とマーズ・ポーラー・ランダー・プロジェクトの科学者リチャーZurekド博士は言います。 しかし科学者達達は、着陸誤差のマージンを考えると2つの着陸地点は地質学的には互角の勝負だと言っています。 着陸目標ゾーンは、長さ200キロメートル幅20キロメートルあります。 今回の場合、軍配は最初の着陸地点に上がり彼らは最初の選択に固執しています。 NASAはサーベイヤーから送られて来る写真の精細な調査を今後も継続し、着陸指令の更なる微調整の準備をします。 「これらの情報を元にして、我々はおそらく着陸に先立ち第1次着陸地点を東西に2、3のキロメートル変更するかもしれません。」とZurekは述べました。 マーズ・ポーラー・ランダーを選ばれた着陸地点に向かわせる為のコースの最終修正は10月30日に行なわれる予定です。 マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮った着陸地点 紫色の楕円形が第1次着陸地点:白色の楕円形が第2次着陸地点 関連記事 10.25 新しい写真は火星着陸船の着陸地が危険な事を示しています。(Space) |