わずか数ヶ月の間に2度目のエンジン・シールの問題が起こりました。NASAは棄てられるべきシールがスペースシャトルに取り付けられていたと水曜日に発表しました。
廃棄されるべきシールが明らかにアトランティス号のメイン・エンジンの1つの中にあります。 その結果、NASAは来月にシャトルが国際宇宙ステーションへ物資を運ぶ為に打ち上げられる前にこのエンジンを取り替えます。 チーフエンジニアのレンWorlundは、欠陥シールはおそらく飛行には問題ないが、予防措置の為に取り外されると言っています。 その作業が、4月17日ごろを目標としているアトランティス号の打ち上げを遅らせることはないようです。 「我々は、不適格シールが納品されて、ある部分に欠陥品が存在する確立が高いことを知っているので、それを取り除くことが懸命だと考えます。」と彼は言っています。 昨年12月にディスカバリー号を軌道に推進したエンジンン内で、NASAが 不合格品のシールを発見して、このシール問題が1月遅くに持ちあがりました。 この欠陥シールは、実際にシャトルの打ち上げで飛行しています。しかし、タービン・ブレードで擦られてニッケメッキが剥がれるまでは気づかれませんでした。 この損傷は、ハッブル宇宙望遠鏡修理ミッションでディスカバリー号が打ち上げられる時に起こりました。 メインエンジンの燃料ターボポンプ内に置かれる6インチのこのシールは、エンジン効率を増す為に高温ガスをタービン・ブレードに誘導する役目をしています。 もしこのシールが壊れれば、エンジンが止まって緊急着陸を強を余儀なくされます。 NASAは、全てのシールが飛行に適していると確認できないまま、2月のエンデバー号の打ち上げを実施しています。 マネージャーは、これ以上欠陥シールが見つかる確立は非常に低かったと言っています。 NASAがおよそ100枚全てのシールを確認している最中に、アトランティス号に取り付けられた問題のシールを発見したとWorlundは言っています。 先月打ち上げられたエンデバー号も含めて、他の全てのシールは適合品だということが確認されています。 記録では、シール製造業者は1980年代後半に金属不良の理由で2枚のシールを廃棄しています。 Worlundや他の誰もが驚いたことに、この2枚の廃棄したシールが出荷製品に紛れ込んでいたのです。 彼らはそれらを適合品としてチェックしています。そのことは不良品がNASAに飛行ユニットとして納品されたことを意味するとWorlundは言っています。 書類調査では、これらの2枚のシールがアトランティス号にあることを示しています。 「この販売業者の廃棄品置き場で2枚の適合品が見つかっているので、彼らは2枚の不良品を出荷したに違いない。」とWorlundは言っています。 彼は、誤ったラベルをつけた事が原因だと言っています。 この2枚の欠陥シールは、1998年10月にジョン・グレンと一緒にディスカバリー号で一度宇宙を飛行しています。 当然Worlundや他のシャトルのマネージャーも不快感を示しています。 NASAはそれ以上のシールを購入していないので、現在NASAが所有するシールはアトランティス号の2枚を除いては全て適合品です。 1月29日に起こったシール問題の記事 |