ヨーロッパ宇宙機構(ESA)は、最近の打ち上げ失敗にもかかわらず、来年2月に衛星を日本のH2-Aロケットに搭載して軌道投入する計画だと、日本の当局が述べました。
木曜日、日本の宇宙計画は、アメリカの衛星製造会社ヒューズ宇宙通信社が、日本の打ち上げ連続失敗の結果、政府との契約を解消したことで大きな痛手を受けていました。 しかし、ESAの高性能中継技術ミッション衛星(ARTEMIS)は、当初の予定通りに、H-2の最新鋭モデルH2-Aロケットに搭載して打ち上げられることになりそうです。 宇宙開発事業団によって開発されたH2-Aロケットはまた、地球の大気圏に高速再突入する実験を実施する政府の衛星も運ぶ予定だと当局は言っています。 ヒューズElectronic社は、10個の衛星の打ち上げに日本のロケットを使うことを承諾していましたが、日本の宇宙技術に自信を失った為にこの契約を解消したと国内メディアは伝えています。 「それは残念な事ですが、我々は開発を続け成功します。」定例記者会見のヒロフミ中曽根科学技術長官の言葉として共同通信社が伝えています。 先週、宇宙開発事業団のヘッドのイサオ・ウチダ氏は、日本の宇宙計画に打撃を与えた事故の責任を取って辞任しました。 昨年11月、日本の科学者達はH-2ロケットの打ち上げ後8分に正しいパスに乗っていないことを発見して爆破させました。 日本は、1998年2月にも5億5700万ドルのH-2ロケットの打ち上げに失敗しています。 宇宙開発事業団の来年度予算案は、15億8000万ドルは継続されますが、初めて前年よりも約9283万ドル削減されています。 H-2ロケット計画の中止を強いった11月の事故に加えて、2月には別のロケットによる衛星軌道投入失敗も起こっています。 H-2ロケット関連記事集 |