8月1日付け
FLORIDA TODAY Space Online's Space Today は

探査機は月に衝突しましたが塵は見えませんでした。

という記事を報じています。



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 土曜日ルナ・プロスペクターは月と激しく衝突しましたが、目に見える砂煙は発生しませんでした。しかし研究者達はまだ、衝突によってできたかもしれない水蒸気の雲柱の中に水の形跡を見出せると期待しています。

   この探査機が土曜日午前5時52分EDTごろ凍ったクレータの方へ急降下して自身を激突させ最後の科学の仕事を実施した時、少なくとも20の天文台の望遠鏡が月の南極に焦点を合わせていました。

   専門家達は、地球からは見えない所のこの衝突の激しさと熱は陰になっているクレータ内に存在する氷を蒸発させて湿った雲柱を作り月の大空にらせん形に舞い上がらせ、それを検知できると期待していました。

 このプロジェクトの研究者を率いているテキサスのマクドナルド天文台の大学のエドウィンS.バーカーは、紫外線検出器を備えた望遠鏡が水の化学物質のサインを捜して衝突の後数時間データを取得したと、述べました。

 「結論を下すのは実際に早すぎますが、今までのところ我々は水あるいは他の何かと言えるような物は何も見ていません。」

   水探索の最終結果は、テキサス、カリフォルニア、マサチューセッツ、ハワイの望遠鏡、そしてハッブル宇宙望遠鏡の観測データの解析を待っていますと、彼は述べました。

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 ミッションの科学者達は、成功率はわずか10パーセントだと思っていましたが、わずかの科学的収穫を得る可能性はも努力の価値がありました。

 ゴールドスタインは土曜日、自分も塵雲を見ることを望んでいたが、 衝突の瞬間に月に焦点を合わせていた20ほどの天文台の望遠鏡は、何も見ていないと言っています。

「我々は、少しの塵も見ていません。少々がっかりしています。衝突したことは知っていますが、正確にはそこが何処かは知りません。」と、彼は述べました。

   月と惑星観測協会ALPO当局は、アマチュア天文家に望遠鏡を月に焦点定めてプロスペクターの衝突のいかなる兆候も報告するように勧めていました。

   明白な証拠はありませんが、ルナ・プロスペクターは地上からの指令に従って自動ロケット・ファイヤリングを緩めて月にぶつかったように思われます。

 衝突地点は地球から見えませんが、NASAのエンジニアは予定通りに目標のクレーターに衝突したと信じています。

 「すべては正常に行き、我々は、衝突位置が正確だったというあらゆる理由を持っています。」と、プロスペクターに最終指令を送ったゴダード宇宙飛行センターのエンジニアのデイビッドFoltaは述べました。

 「我々が望んだ場所に衝突していないという理由はありません。」

 Foltaは、「探査機が月の北極上空を通過する時に最終信号を受けて正常に動作し、月の裏側へ隠れました。そこでロケットは点火することになっていました。」と述べました。

 沈黙だけが残りました。

 バーカーは、探査機は浅い角度で衝突したので、池を平たい石が跳ねるように、停止する前に飛び跳ねた可能性はあると言っています。

 そうなると塵雲の量を減らしますが、それでも水柱が発生する可能性があると、彼は言っています。

     


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詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.flatoday.com/space/explore/stories/1999b/080199a.htm

 


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