NASAのエンジニア達は、エンデバー号の4月の打ち上げの時、固体ロケットブースターを分離するた為の小型ロケットが何故全ての燃料を燃焼させなかったのかを究明する調査を行っています。
このロケットは、右側の固体燃料ブースターのノーズコーンに装備された4つのロケットのうちの1つです。 これらの小型ロケットは、打ち上げ2分後に、長さ150フィートのブースターのリアーについている同種の4つロケットと共に燃焼してブースターを外部燃料タンクとシャトルから遠ざけます。 このロケットの故障はブースターがコントロールを失って外部燃料タンクやシャトルを傷つける可能性がありました。 長さ32インチ直径12インチの小型ロケットに75ポンドの燃料のうち4ないし5ポンドの燃料の燃え残りがあることに注意がそそがれていると個体ロケットブースター担当官のジョン・チャップマンは言っています。 打ち上げ時は問題なく見えましたが、このような燃料の燃え残りが見つかったのは初めてのことです。 チャップマンは、他の3つのロケットは完全に機能してブースターを押して遠ざけたと言っています。 「我々のシステムが想定通りに作動しなかった事は明らかに好ましいことではなく、心配されることです。」とチャップマンは言っています。 「この問題は、先月4月19日のエンデバー号の打ち上げの際に起こり、およそ1週間後に判明した。」とジョンソン宇宙センターのスポークスマンのジェームズHartsfieldは言っています。 調査は進行中ですが、特にエンデバー号が打ち上げ台の上にあった時に雨水がロケットの中に染み込んだ可能性がないか調べられています。 アトランティス号の6月14日の打ち上げまで、この問題が管理会議で議論されますが、それが打ち上げを延期させるとは考えられていません。 エンデバー号の固体ロケットブースターの分離。(QuickTime) コックピット内部からの分離の瞬間。(QuickTime) |