NASAのカッシーニ探査機に搭載された指向システムのトラブルは木曜日に解決して、科学者達は来週土曜日の木星フライバイ時の観測が可能になったと安心しています。
カッシーニ探査機は、土星へ向かう7年をかけて22億のマイルの惑星間旅行の途中です。 地上管制官は、木曜日の夜、探査機の制御システムを3つの電動反動ホイールに切り替えました。 昨週末カッシーニ探査機は、指向システム必要な反動ホイール・ユニットの1つに障害を見つけ自動的に停止させていました。 探査機は、木星の画像取得と調査を続行する為に、反動ホイールの代わりとして姿勢制御にヒドラジン燃料を使うスラスターを使い始めました。 しかし当局は、カッシーニ探査機の主なミッションである土星とその月の探査を2004年に開始させるためにヒドラジン燃料を節約したいので観測を止める決定をしていました。 今週実施された反動ホイールのテストで、問題のNo.2ホイールが不思議なことに突然障害が取れて再び自由に回転していることが判明しました。 「結論を言えば、全てが正常に戻りました。もし我々が、もっと前にこの試験結果を知っていれば、何も心配はしなかったでしょう。勇気付けられることですが、我々は慎重に事を進めなければなりません。」とカッシーニ探査機プログラム・マネージャのボブ・ミッチェルは言っています。 前回の記事 カッシーニ探査機関連記事集 |